<<霧の秘話>>

時の風に乗って僕の前に天使が現れた

それは今にも消えそうで儚くて

抱きしめても 抱きしめても

君と僕の薫りが同じになるまで

強く強く抱いていたいけど

大切な時はどうしてうまくいかない?

僕らにはたくさんの隔たりが距離が

見えない力が押し寄せてくる

何もかもが僕らを傷つけていく

僕にもどうしようもできない

上からのしかかる期待をうけて

必死にそこから抜け出そうとしても

まだ力が全然足りなくて

君を傷つけてばかりいて

まだ力が全然足りなくて

君をちゃんと守れないよ

いつも空回りの僕に 微笑む君の

薫りが消えるその時を

受け入れる術を持たない僕は

寂しすぎて淋しすぎて

君と同じ薫りを求めて

再び 彷徨うのだろうか?