<<シングル・コイル>>

突然の暗闇の中 すべてを失って

自分の存在さえ分からない

崩れ落ちてくる瓦礫の下で

何度何度も 貴女の名前を呼んだ

限界の恐怖と孤独の中で

僕たちは何を求めたのだろう?


すべてを目にして 色をなくした子どもたちよ

壊れたビルの前で君たちは何に気づいた?

リアルを見つめて

訪れたはずの平和な朝の

あの灰色だけの冷たすぎたコンクリートの上で


深く残る傷跡のあの悲しすぎた現実・・・

忘れないでいて

時が癒す傷がある 貴女がとかす想いがある

冬の果てに春がめぐるように

重ねていく時間の中

全てを受け入れたなら また歩き出せるから