<<貝殻に居た貴方>>

いつも不意に

口ずさんでしまう唄は

貴方が好きだった

あの頃の唯一の宝物

どんなに聞いても

分からなかった

英詩のホントの意味

今ではその全てが

分かったとしても

貴方は此処には

居ないんだよね

貴方を見つめていたい

幼い自分が夢見た

小さな小さな貝殻の中

そこには貴方がいつも

いっぱいいっぱい居たのに

今を生きることで

いっぱいだったあの頃

その瞬間貴方と居れたなら

それだけで全てが幸せだった

暑い夏を過ごしてた

クラクラするような眩暈も

恋してるドキドキに似てて

いつでもどんな時でも

貴方を想っていたよ

いつの間にか楽しい時間は

過ぎていくもんだね

宝箱の中の貴方は

影も落とさず消えていた

あの唄だけが響いてく

どんなにうまく

歌えるようになっても

あの頃の二人には

もう戻れないんだね