<<夏の秘め事>>

キミの事、「恋人」と呼んでいた日々

あの夏は今でも続いている

キミと僕との境界線は

線路から見えるあの道のように

まっすぐで終わりがないみたいだね

キミがいつも僕のナナメ後ろ歩くから

笑顔も泣き顔も見落としてしまったみたいだ

だからキミが去ったあの日の朝も

置き手紙一つで

君の気持ちが計れないって

少し悩んで少し泣いたんだ。

もうキミは僕の蜃気楼

ホントはあったはずのオアシスなのに

もうキミは僕の蜃気楼

追いかけても届かないんだね

夜の波が僕と共鳴して

音を消して静かになる

ぎゅっと握りしめた手に

まだキミの感じが残ってる

ボクラの現在(いま)を汚さないように

僕等の過去を捨てて...

キミといた夏は蜃気楼

ホントはあったはずのオアシスなのに

あの日からキミは蜃気楼

ずっとは居てくれないんだね

もうキミは僕の蜃気楼

追いかけても届かないんだね