広島県尾三地区中学校技術科研究サークル |
木原 明 村下(むらげ) , 高田 良作 鍛治匠 による指導
奥出雲と刀剣館 | |||
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入り口には,ヤマタノ オロチをイメージした モニュメント |
かつて砂鉄を取るために 使用した川船 砂鉄は鉄穴(かんな)流し という方法で集められ 山を崩した土砂を流して 比重選別していました |
今回の講師 木原明氏 日本で唯一 玉鋼製造(たたら吹き) 国選定保存技術保持者 でいらっしゃいます |
木原村下から たたらの炉について 説明をうけています 村下は炉の状態を 火の様子から判断し 投入する砂鉄や 木炭の量などたたら操業の 一切の責任を負います |
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たたらの炉の地下構造は このようになっています 水分を排除するための 仕組みが施されています |
地下構造は 大規模で 水分を排除することで 良質の玉鋼を 得ることができます |
たたら製鉄が進むと ノロが出てきます 良いノロが出ることが 良い玉鋼ができることに つながります |
たたら製鉄により 作られたヒ(けら) 一代に用いられる 砂鉄は約10t 木炭は12t できあがるヒの重量は 約3tでこの中から 玉鋼が約2t 選び出されます |
日刀保たたら | |||
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たたらで使われる砂鉄 真砂砂鉄です |
今は夏なので 炉は湿気を防ぐために 密閉されています |
ふいごからの風を 炉に送る管は 真竹に紙を巻いたもので 木呂管と呼ばれます 伝統の技術を 継承しています |
ふいご 今は電気でふいごを 押します ふいごでなければ 安定した空気が 送れません |
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ヒの前でお話をされている 今回の講師陣 左 高田 良作 鍛冶匠 右 木原 明 村下 |
できあがった玉鋼 その性質により 一級,二級と 区分けされます |
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記念撮影 今回の研修参加者一同 (撮影 橋岡幸弘) |
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日野川河口付近 | |||
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日本海に流れ込む 米子市の日野川 河口付近 |
砂浜をよく見ると 黒い部分があります これが砂鉄です 海の波によって自然に 砂と砂鉄とが 分別されます |
黒い部分は砂鉄が 露出しているところ 花崗岩が風化し 中に含まれる鉄鋼成分が 海岸へと流されて きています |
日本海側の砂鉄は チタン成分が少なく 非常に良質で あったので 玉鋼を作るのに 向いており それが刀剣や刃物を 作ることに 利用されました |
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場所によっては 砂鉄が 密集しています |
砂の中には 相当の量の 砂鉄が含まれています |
和鋼博物館 | |
島根県安来市 たたら製鉄について 様々な展示があります |
天秤ふいご 昔のたたら製鉄では ふいごを踏むのに 3人組で1時間踏んだら 2時間休むというのを 操業中続けます 1回の操業を 一代といい 3昼夜かかります |
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