「マジック・奇術・手品」の話

トップ クラブの紹介 クラブの歩み  会員募集 マジックフェスティバルの記録  
発表会の記録 藤本健治のページ 出演の依頼  You Tubeリンク集 マジック用品
 他団体等へリンク マジック・奇術・手品の話       
管 理 者 (藤 本) の 写 真 集  
発表会関係 福山マジックフェスティバル関係  FISM関係  国内コンベンション関係
IBM・SAM関係 AMA関係 藤本健治(HP管理者)のショー その他  
 「奇術」の定義 」
「サーストンの3原則」
「奇術に関すQ&A」

「奇術」の定義
「奇術って何ですか?」、「奇術師って何?」とたずねられたら、あなたはどのように答えますか?一度考えてみてください。
『広辞苑』(第五版)には、
1.不思議な技術
2.手品(てじな)
となっています。
 泡坂妻夫氏は、「奇術とは、合理的な方法によって、観客の知覚を誤らせ、不思議の世界を体験させることを目的とした芸能である。」と表現しています。 奇術師というのはこのようなことを観客に提供する人です。この定義は、読めば今さらあらためて言われるまでもなく、誰でもわかっていると思うでしょう。しかし本当にそうでしょうか。言われてみればもっともだと思うことでも、それを自覚し、本当にわかっているかどうかで大きな差があります。
奇術を見せるとき、上の定義を思い出してください。

「サーストンの3原則」
マジックの世界、特に日本のマジック界で古くから知られている言葉に「サーストンの3原則」があります。
ハワード・サーストン(Howard Thurston)という、今世紀前半に活躍したアメリカを代表するマジシャンがいました。その偉大なマジシャンの名前を冠した言葉なのですが、実際にはサーストンが言ったものではないようです。
しかし、この「3原則」は、マジックを演じる者、みんなが知っておいて損のない言葉です。

原則1.「マジックを演じる前に、現象を説明してはならない」
原則2.「同じマジックを2度繰り返して見せてはならない」
原則3.「種明かしをしてはならない」

どうです?シンプルでしょう。でも、これはどれも大変重要なことばかりです。
共通していることは、マジックの本質である「意外性」をなくすようなことは極力さけよ、ということの具体的かつ実践的なアドバイスです。
初心者の方にはわかりにくいかもしれませんので、少し補足しましょう。

「原則1」: マジックは見たらわかるわけですから、前もっていちいち言葉で説明するまでもなく、さっさと演技に入ればよいのです。
「この空っぽの紙袋から、ビール瓶を取り出します」という説明などせずに、空っぽであることを観客にしっかり見せた紙袋から、突然ビール瓶が出現した方が観客は驚きます。

「原則2」:「同じマジックを2度繰り返すな」というのはとりわけ重要です。
あるマジックを観客に見せた場合、それが不思議であればあるほど、もう一度見せて欲しいというリクエストが観客から返ってきます。このとき、初心者の人は、うれしくなって、ついまた同じものをその場で見せてしまうのです。ところが、これをやると、大抵失敗します。なぜなら、観客はすでにどのような現象が起きるのか知っているわけですから、二度目は、その現象を楽しむことより、ひたすらタネを見破るつもりで見ています。そのため、タネがばれてしまう危険性が大変高くなります。

「原則3」:「種明かしの禁止」は言うまでもないでしょう。
タネを教えてもらって感心する観客など、100人に一人くらいです。あとの99人は、タネを知ったとき、「なーんだ、そんな簡単なことだったのか」という反応になります。今見た、不思議な現象に対する感激や驚きも急激に色あせてしまうのが普通です。種明かしは、絶対に観客へのサービスにならないことを重々知っておいてください。観客を失望させるだけです。一部、プロのマジシャンでも種明かしをすることで笑いを取っている人もいますが、そのようなことは絶対しないでください。そのようなことでしか笑いがとれないのでしたら、その人はマジシャンとしての才能など元々ないのです。

「奇術に関すQ&A」

Q.マジックの魅力は何ですか?
A.一言で言えば「不思議さそのもの」だと思いますが,マジックの現象が強烈であればあるほど,神秘的であればあるほど,見ている人には必ず感動を与えます,そして演じている人はお客の反応を体全体で感じることができます。マジックに魅せられるのはその瞬間です。

Q.マジックのタネはどこに売っているのですか?
A.マジックのタネや道具、本、ビデオなどを専門に扱っているマジックショップがあります。全国各地に数十店あり、大抵は通信販売もしてもらえますから、そのような店から購入できます。 ネットで検索してみてください。

Q.マジックのクラブはどのようなシステムになっているのですか?
A.民間のマジッククラブの場合、大きく二つに分けることができます。
ひとつは講師がおり、毎回何かのマジックを教えてもらうというシステムのものです。 もうひとつは、特別な講師などはいなくて、参加者それぞれが、本で読み覚えたものや、最近購入したマジックをお互いに見せあって、楽しむというものです。実際には前者のほうが一般的です。まったく一から習うのであれば、講師のいるクラブを選んだ方が無難です。 福山奇術クラブはプロマジシャンの常任講師がいるクラブです。

Q.クラブを選ぶとき、注意することはありますか?
A.クラブというのは、講師のレベルの差が甚だしいのが困りものです。指導者の技量、マジックに対する考え方、センスなどにも大きな差があります。
実際、これが後々まで決定的な影響力をもつことになりますから、これから始める方は慎重に選ぶ必要があります。 チェックポイントとしては、直感で、この先生とは気が合うかどうか、そして信頼できそうかどうかといったことが重要です。これはマジックに限りませんが、妙に威張っていたり、逆に生徒に必要以上のゴマをするような講師はやめておいたほうが無難です。 あと、具体的な確認事項としては、月に何回あり、会費はいくらなのかといったことをよく聞いておくことです。クラブによっては、会費以外に講習で使う教材の実費が必要なところもありますから、そのあたりも事前によく確認しておくことです。
また、そのクラブがいつ頃できて、メンバーがどのくらいいるのか。定期的に発表会のようなことをするのかしないのかなども確認しておいたほうがよいでしょう。発表会が楽しみという人と、そのようなものはイヤだという人がいますから。

Q.福山奇術クラブは、誰でも入会できるのですか。
A.不思議さを求め,クラブの会則を守っていただける方であれば,誰でも入会できますが,会員の紹介が必要で,会長や副会長からクラブの会則を説明し了解していただける方です。  このホームページでも会則を掲載しています。

Q.「スプーン曲げ」のような、特定のマジックだけを習うこともできますか?
A.もしあなたが、すでに何か具体的に習いたいものがあるのでしたら、クラブなどを選ぶとき、前もってよく調べておくことが必要です。 一般のクラブは、講師が様々なマジックを混ぜて指導するのが普通です。「ロープ切り」、「シルク」、「新聞紙の復活」、「トランプマジック」、その他、マジックの道具を使った色々なものを教えます。他のメンバーとの関係もありますから、ある人の希望ばかりを聞くことはできないのが普通です。どうしても、特定のマジックだけを習うのであれば、個人的に指導を頼むか、本やビデオ、専門店に行ってみて、自分でそれ用のタネを買ってきて、独習したほうが早いかも知れません。

Q.クラブに入るには資格や試験があるのですか?
A.福山奇術クラブに入るのに資格や試験はありませんが,クラブの運営などをお話させていただくために会長が面接をさせていただきます。そのうえでクラブの運営方針などご納得いただければ入会できます。その面接を受けるためには,会長にご連絡をしていただくかこのホームページの管理者にご連絡して下さい。<参考>

Q.クラブに入ったらどれくらいのお金が必要ですか?
A,これも様々で、一概に言えません。
平均的には月に一回か二回の講習があり、そのときに使う材料の実費と場所代、講師への謝礼などを考慮して、そこのクラブが独自で決めています。一回あたりにすると,3,000円くらいかなという感じはしますが、何とも言えません。クラブによっては、三ヶ月単位、半年単位、年単位で会費を集めるところもあります。カルチャーセンターで何かを習う場合と同じくらいでしょう。 ちなみに福山奇術クラブの会費は月1500円を原則として一年分一括払いです。なお,材料費は含まれていません。<参考>

Q.クラブに入った後、注意することはありますか?
A,クラブで教えてもらったものは、部外者に種明かしをしないことが一番重要でしょう。マジックのタネというのは、マジックを楽しむ人達共通の財産です。人から教えてもらったタネは、自分は演じても構いませんが、種明かしは厳禁です。

Q.「超魔術」をやりたいのですが?
A.ここ10年くらいの間にマジックのファンになった方の多くは、Mr.マリックの影響で、超魔術的演出にひかれてマジックを始めたという人がたくさんいます。
マリックさんが作った「超魔術」という言葉は、マジックの世界では「メンタルマジック」と言って、昔からひとつの大きなジャンルを形成している分野です。 現在、もっとも手軽にこのタイプのマジックを練習したいのであれば、松田道弘さんの『メンタルマジック事典』です。これは、1997年に出た本で、世界的に見ても、これほどコンパクトにメンタルマジックの基本原理を整理したものはありません。もしあなたが超能力のような雰囲気のマジックをやりたいのなら、ぜひこの本を読んでみてください。「スプーン曲げ」や「100円玉を貫通するタバコ」といったものは、何種類もタネがあり、マジックショップによってはそのようなものを販売しているところもあります。

Q.マジックのタネやビデオは、いくらくらいで買えるのですか?
A.タネの値段は本当に様々です。マジックショップで売っているようなものでは、数百円くらいから数万円くらいするものまでいろいろです。平均的には2,000円前後くらいでしょうか。 ビデオは外国のものが圧倒的に多く、一本30ドルから50ドルくらいが平均的なものです。日本で買うと、同じ品物が倍くらいになっていますから、海外から通販で直接買ったほうが相当安く手に入ります。純国産のビデオも、外国製と比べると一般に値段の設定が高いです。

Q.値段の高いマジックほど不思議なのですか?
A.幸か不幸か、そう一概には言えません。実際、数千円、数万円も出して買った輸入品のネタより、ほとんど費用のかからない即席マジックのほうが、ずっと観客に受けるということも珍しくありません。ということは、マジックというのはお金をかけなくてもいくらでも楽しめるということです。 トランプ一組、コインが数枚あれば驚くほどたくさんのマジックを楽しむことができます。

Q.マジックのタネの値段って、どうやって決まるのですか?
A.一般的な経済原則、つまり需要と供給の関係で決まることもありますが、タネという特殊性からそれが当てはまらないものもたくさんあります。マジックのタネは、マジシャンの間では昔から比較的知られているものがあり、このようなものは安く販売されています。タネの値段は、ハード面から見た製造原価ではなく、そのマジックからどれだけ不思議な現象が生み出せるかで決まってきます。原価はそれこそ100円以下で作れるけど、売値は数万円というもの珍しくありません。 コンピューターのソフトと似ているかも知れません。ソフトによっては数万円から十数万円するようなものも珍しくありません。しかしケースに入っているのはCDが1枚だけです。CD1枚の製造原価など、100円もしません。100円もしないものに数万円の定価をつけるとは許せないと文句を言うのは筋違いであることはわかるでしょう。それを開発するには膨大な時間と労力がかかっています。
マジックのネタも同じです。ある現象を思いつき、それを達成するためには長い年月、試行錯誤した末にやっと完成したものもあります。そのようなものが高くなるのは納得できるでしょう。 マジックの値段は、一般には、大量生産ができて、多くのショップで売られているようなものは安く、世界中で、100個限定とかになると、ずいぶん高くなる場合もあります。 カードマジックやコインマジックなら、費用はほとんどかかりません。

Q.手品は指先が器用じゃないとできないのでしょうか?
A.手先の器用さは、ほとんど関係ありません。どんなに手を素早く動かしたところで、人間の目はそれをキャッチします。マジシャンがある秘密の動作を行うとき、目にもとまらないような早い動作でやっているのではありません。人間の心理の盲点をつき、あつかましいくらい堂々と秘密の動作をやっています。 心理学ができて高々100年ほどです。マジシャンや占い師は、もっと昔から、人々の注意力を別の方向へ向ける技術や相手の微妙な心の変化をさぐる術にたけていました。小手先の技術でできることなど、ごくわずかです。そのため、手先の器用さはほとんど関係ありません。

Q.福山奇術クラブは日頃どんな活動をしていますか?
A.第二・第四火曜日19時頃から約2時間プロマジシャンを招いて例会を開催し,レクチャーを受けています。また,各種団体からの出演要請に応じたり福祉施設などへのボランティア活動をしています。

Q.クラブの会員は何人くらいおられますか??
A.会則では定員を30人としていますが現在15人くらいです。

                                「マジェイアの魔法都市案内」参照