主要作家の著作

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H26.6.3百田尚樹、紫式部、東野圭吾を追加。又、池波正太郎の著作を追加。「永遠の0」の感想を下部に追記。

松本清張 清水一行 黒岩重吾 司馬遼太郎 西村京太郎
Dの複合
溺れ谷
かげろう絵図(後)
かげろう絵図(前)
カルネアデスの船板
黒の回廊
けものみち
詩城の旅びと
地の骨(下)
地の骨(上)
乱灯江戸影絵(下)
乱灯江戸影絵(上)
乱灯江戸影絵(中)
わるいやつら(下)
わるいやつら(上)
葦の浮船
或る「小倉日記]傳
影の地帯
黄色い風土
果実の無い森
告訴せず
黒い画集
黒い福音
黒地の絵
砂の器(下)
砂の器(上)
砂漠の塩
彩霧
山狭の章
時間と習俗
小説帝銀事件
象の白い脚
神と野獣の日
人間水域
水の炎
草の陰刻
天と線
二重葉脈
不安な演奏
聞かなかった場所
無宿人別長
霧の旗
落差
歪んだ複写
悪の公式
悪の公式
悪魔祓い
悪名集団
暗黒の月曜日
いやでも楽しめる算数
宴かな
器に非ず
女教師
風の骨
兜町物語
虚業集団
虚構大学
銀行内紛
君臨
限界企業
財界重鎮
最高機密
殺人念書(雛の葬列)
札束時代
時効成立(全完結)
支店長の遺書
社命
醜聞
重役室
小説 財界
処刑教師
世襲企業
相続人の妻
ダイヤモンドの兄弟
血の河
敵対的買収
同族企業
逃亡者
毒煙都市
虹の海藻
副社長
腐食帯
冷血集団
噂の安全車
暴落
大いなる変身
女の樹林(下)
女の樹林(上)
巨大な墓標(下)
巨大な墓標(上)
鎖と歯
氷った果実
古代浪漫紀行
古代浪漫紀行 邪馬台国から大和主権への道
詐欺師の旅
場外の王者
砂の巣
人間を売る(下)
人間を売る(上)
肌と金
昼下りの階段
幻への疾走
夜の駐車場
衣装に棲む蟲
花を喰う蟲
花国への咆哮
休日の断崖
脂のしたたり
象牙の穴
真昼の罠
西成山王ホテル
太陽の素顔
男の市場
昼と夜の巡礼
天の踊り
賭博の街
廃墟の唇
背徳のめす
腐った太陽
王城の護衛者
風の武士(下)
風の武士(上)
空海の風景(下)
空海の風景(上)
この国のかたち
歳月
最後の将軍
戦雲の夢
戦雲の夢
大盗禪師
豊臣家の人々
菜の花の沖(1)
菜の花の沖(2)
菜の花の沖(3)
菜の花の沖(4)
菜の花の沖(5)
菜の花の沖(6)
俄ー浪華遊侠伝
覇王の家
播磨灘物語(1)
播磨灘物語(2)
播磨灘物語(3)
播磨灘物語(4)
妖怪
国取物語(1)斉藤道三
国取物語(2)斉藤道三
国取物語(3)織田信長
国取物語(4)織田信長
人切り以蔵
風神の門
北斗の人
梟の城
日本海殺人事件
黙示録殺人事件
D機関情報
ある朝海に
伊豆七島殺人事件
伊豆下加茂で死んだ女
仮装の時代
金沢加賀殺意の旅
消えたドライバー
下り特急殺人事件
殺しの双曲線
札幌着23時25分
四国連絡特急殺人事件
寝台急行「銀河」殺人事件
寝台特急殺人事件
青函特急殺人ルート
天使の傷痕
十津川警部・怒りの追跡(下)
十津川警部・怒りの追跡(上)
夏は、愛と殺人の季節
日本一周「旅号」殺人事件
真夜中の構図
蜜月列車殺人事件
山形新幹線「つばさ」殺人事件
西村寿行 池波正太郎 城山三郎 森村誠一 斉藤栄
蒼き海の伝説
悪霊の棲む日々
安楽死
回帰線に吼ゆ
帰らざる復讐者
牙城を撃て(下)
牙城を撃て(上)
荒涼山河風ありて
去りなんいざ狂人の国を
屍海峡
瀬戸内殺人海流
鷹の牙
遠い渚
白骨樹林
滅びの笛
妄執果つるとき
往きてまた還らづ(下)
往きてまた還らづ(上)
わらの街
われは幻に棲む(下)
われは幻に棲む(上)
真田太平記(1)
真田太平記(10)
真田太平記(11)
真田太平記(12)
真田太平記(2)
真田太平記(3)
真田太平記(4)
真田太平記(5)
真田太平記(6)
真田太平記(7)
真田太平記(8)
真田太平記(9)
忍びの女(下)
忍びの女(上)
スパイ武士道
戦国幻想曲
剣の天地
忍者丹波大介
火の国の城(下)
火の国の城(上)
 真田騒動
 武士の紋章
 黒幕
 獅子
 上意討ち
 男振
 
ある倒産
イチかバチか
一発屋大六
男たちの経営
価格破壊
学、経、年、不問
華麗なる疾走
辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件
零からの栄光
当社別状なし
百戦百勝
望郷のとき
危険な椅子
重役養成計画
小説日本銀行
総会屋錦城
風雲にのる
役員室午後三時
暗国流砂
お隣さんお静かに
カリスマの宴
偽造の太陽
凶水系
挫折のエリート
死の器(下)
死の器(上)
社奴
人間の証明
ふたりは二人
幻の墓
違っているかしら
虚構の空路
虚無の道標
高層の死角
大都会
鉄筋の蓄舎
天国に一番近い島
腐食の構造
分水嶺
密閉山脈
飛鳥十字殺人事件
海の碑
河童殺人事件
鎌倉薪能殺人事件
軽井沢幽霊邸の謎
金閣寺殺人旅情
ダイヤモンド殺人事件
地下鉄姉妹推理線
特急ひばり4号殺人旅行
謎の人命電話
日本国有殺人事件
日本列島殺人事件
香港・マカオ休日殺人事件
枕草子殺人事件
真夜中の意匠
みちのく殺人行
殺人の棋譜
隆 慶一郎 水上勉 笹沢佐保 佐野洋 柴田錬三郎
一夢庵風流記
鬼麿斬人剣
かくれさと苦界行
影武者徳川家康(下)
影武者徳川家康(上)
影武者徳川家康(中)
時代小説の愉しみ
死ぬことと見つけたり(下)
死ぬことと見つけたり(上)
捨て童子・松平忠輝(下)
捨て童子・松平忠輝(上)
捨て童子・松平忠輝(中)
花と火の帝(下)
花と火の帝(上)
柳生刺客状
吉原後免状
吉原御免状
男色好色
霊界 あなたの知らない異次元世界
伝説の神国出雲王朝の謎
うつぼの筐舟
火の笛
海の牙
棺の花那智の滝情死考
京の川
銀の庭
糊北の女
五番町夕霧楼
黒い穿
巣の絵
鷹の鈴
霧と影
弥陀の舞
炎の虚像
金曜日の女
十五階の地獄
突然の明日
破壊の季節
遥かなりわが叫び
密会
蜜の殺人者
蜜の殺人者
闇の性
死と挑戦
招かれざる客
真夜中の詩人
盗作の風景
赤い熱い海
片翼飛行
壁が囁く
華麗なる醜聞
死んだ時間
砂の階段
第6実験室
同名異人の4人が死んだ
匂う肌
二人で殺人を
一本の鉛
完全試合
透明受胎
脳波の誘い
おれは侍だ
最後の勝利者(下)
最後の勝利者(上)
我ら9人の戦鬼
剣は知っていた(下)
剣は知っていた(上)
孤剣の折れず
江戸群盗伝
赤い影法師
美男城
眠狂四郎無頼控(1)
眠狂四郎無頼控(2)
眠狂四郎無頼控(3)
眠狂四郎無頼控(5)
吉川栄治 内田康夫 高杉良 井上靖 吉川幸次郎訳
三国志 1
三国志 2
三国志 3
三国志 4
三国志 5
三国志 6
三国志 7
三国志 8
信州天馬侠(1)
信州天馬侠(2)
信州天馬侠(3)
鳴門秘帖(1)
鳴門秘帖(2)
鳴門秘帖(3)
宮本武蔵(1)
宮本武蔵(2)
宮本武蔵(3)
宮本武蔵(4)
宮本武蔵(5)
宮本武蔵(6)
宮本武蔵(7)
宮本武蔵(8)
松のや露八
怪談の道
後鳥羽伝説殺人事件
佐渡伝説殺人事件
讃岐路殺人事件
竹人形殺人事件
津軽殺人事件
戸隠伝説殺人事件
夏泊殺人岬
日光殺人事件
雛の記憶
平家伝説殺人事件
本因坊殺人事件
若狭殺人事件
会社蘇生
虚構の城
広報室沈黙す(下)
広報室沈黙す(上)
人事権!
その人事に異議あり
大合併 小説第一勧業銀行
大逆転!小説三菱・第一銀行合併事件
懲戒解雇
バンダルの塔
炎の経営者(下)
炎の経営者(上)
労働貴族
 
あすなろ物語
虚構のクレーン
傾ける海
射程
戦国無頼
蒼き狼
天平の甍
白い風・赤い雲
風と雲と砦
風林火山
猟銃闘牛
楼蘭
水滸伝(1)
水滸伝(10)
水滸伝(2)
水滸伝(3)
水滸伝(4)
水滸伝(5)
水滸伝(6)
水滸伝(7)
水滸伝(8)
水滸伝(9)
 百田尚樹
 永遠の0
 ボックス(上)
 ボックス(下)
 輝く夜
 影法師
 紫式部・与謝野晶子訳
 源氏物語一
 源氏物語二
 源氏物語三
 源氏物語四
 
 東野圭吾
 幻夜
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

永遠の0の感想

 本屋大賞を貰ってベストセラーを続けている百田尚樹という作家を今まで知らなかったが、400万部売れたという彼の処女作「永遠の0」を読んで余りのすごさ面白さに打ち延された。太平洋戦争の中でゼロ戦の活躍、戦争末期に連合国側の新規戦闘機ができるまでは圧倒的な飛行距離と旋回能力、搭乗するパイロットの腕のすごさ(100機以上撃墜したパイロットも何人かいるとのこと)により圧倒的な強さを発揮した。太平洋での各会戦においてゼロ戦がいかに活躍したかが良く描かれている。ラバウルからガダルカナルまで1,000kmを飛んで戦闘をしてラバウルまで帰還するという往復2,000qを飛べる世界で唯一のゼロ戦と素晴らしいパイロットを要していたが、圧倒的な物量を誇る米国に次第に消耗して行き、機体とパイロットを失い、最後は特攻に走り敗戦に向かってゆく姿が詳しく描かれている。
主人公の宮部はパイロットの中でもゼロ戦の操縦桿を握っていれば絶対負けないという腕をもち、部下を育てたが、絶対死なないという信念を持ち特攻にはゆかないという決意をしていたために上司・同僚から卑怯者という烙印を押されていた。この宮部から指導を受けた者は宮部を素晴しいパイロットと評価している。しかし、最後は特攻で死ぬるというストーリイであるが、特攻に出撃するときに自分に当たったゼロ戦はエンジンが不良で途中で不時着するであろうとよみ、一緒に出撃する門下生と機体を変え生きながらえよとメッセイジを残す。
宮部のゼロ戦は米軍の迎撃に会い死んだということで終わるが、エピローグで米軍側からの報告によれば海上すれすれに飛んで爆弾を抱いたまま敵艦の甲板に着陸したゼロ戦があり、肝を冷やしたことになっている。この機がまさに宮部機であることをにおわせておわっている。     以上