01  クルマの買い時

コラムメニューに戻る20Nトップに戻る 更新:02.7.16


クルマの買い時はいつ頃なのでしょうか?初期は不具合が多いって聞くし...ということでちょっと考えてみることに致します。

自動車メーカーも開発中からたくさんの試作車を作ってテストをしているはずですが、発売後間もなくはインターネットの掲示板でいろいろなトラブルの話が出てきたりします。この理由としては試作車での試験担当者が気付かなかったとか、製造現場でのばらつきなどでたまたま出てしまった、などが考えられます。でもこういう問題はディーラーから自動車会社に連絡が行き、順次改善されていくことで半年もあればそれなりに対策が進みそうです。それから発売後しばらくすると「この部品が壊れやすい」、などという情報が出てくるかと思います。これについてもメーカーは順次対応をとると思われます。しかし問題の発覚が遅くなるという性質上、対応には時間がかかりそうです。以上のようなトラブルは大抵の場合、ディーラーに持ち込めばキチンと対応してくれるでしょうし、料金も発生しないと思います。むしろメカニックと仲良くなるチャンスと考えてもいいかもしれません。というわけで初期トラブルについては、覚悟さえできていればそれほど問題では無いと言えます。

それではいちばんの問題は?というとモデルチェンジ、いわゆるマイナーチェンジというものです。スバルでは年改というかたちで毎年おこなわれるようです。デビュー以来の様々な声を受けて、「商品力の強化」が行われます。オプションだった便利装備が標準となったり、新色が追加される程度ならたいしたことはないのですが、エンジンがパワーアップされたり、フロントマスクが格好よくなったりするとかなり悔しい思いをします。そして新車発売後1年で必ずと言っていいほど改良される点に衝突安全性があります。GD/GGインプレッサの場合ではA、Bピラー、サイドシル、フロントドアのハイテン(高強度鋼板)化や板厚増加、補強部材追加、ブレーキの後退ストッパー追加、シートのサイドフレーム大型化、シートベルトプリテンショナーの改良などなど、多岐に渡ります。「マイナーチェンジ」と銘打たなくてもいつのまにか補強部材が入っていたりすることもあります。ではなぜ1年後かというと...日本では国土交通省の自動車アセスメントがこの時期に実施されるからでしょう。

ただしマイナーチェンジで格好悪く(主観の問題ですから)なったり「原価削減」が行われることもありますので一概には言えません。私が以前乗っていたマツダのランティスでは防音材が削減されたりドアのランプが廃止されたりしました。

というわけで、冷静に考えれば新車発売後1年を経過して、マイナーチェンジが行われたときが一番の買い時だと思いますが、マイチェン前の値引きだって魅力的です。やっぱり欲しいと思ったときが買い時!ですね。(やはりこの落ちです)


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