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私は峠に走りにいったり、制限速度を大幅に超えるような運転はしません。大抵の場合は助手席に家内が座っており、できるだけ彼女の頭を動かさないような運転を心掛けています。そういう運転をしていても純正タイヤのウエットグリップ、高速道路走行時の安定性が不十分と感じていた(※)ため、まだ山はほとんど減っていませんでしたがタイヤを交換しました。乗り心地の悪化とバネ下重量の増加の懸念からインチアップは見送り、純正サイズとしました。タイヤ寿命やコントロール性、グリップ性能、静粛性を重視してインターネットで情報収集したところミシュランPilotPrimacyが条件に合いそうだったので決定。近所の赤池タイヤで購入&取り付けして頂きました。
※GWに高速道路を使って帰省するのが正直恐ろしかった
違いは走り出して10mで分かりました。手ごたえも安心感も全然違います。一番の課題であった高速道路での安定性は全く問題が無くなりました。純正のときはふらふらと落ち着かず、まるで1ボックス車のようでしたが、タイヤを換えてからは直進時、車線変更時ともにかっちりとした手ごたえになりました。一般道でも同様に安定性が数段向上しました。雨の日に交差点を曲がるときでも全く不安を感じなくなりました。
そして意外だったのが発進、停止時の挙動が安定したことです。ゼロ発進時に少し大き目にアクセルをあけると一瞬遅れて大きなショックが来ていたのですが、これが大幅に軽減され、スムーズに発進できるようになりました。停止時も純正では停止の瞬間に揺り戻しがあったのですが、これが無くなりました。またアクセルオン時の加速感、ブレーキング時の剛性感も向上しました。特にブレーキの剛性感のなさはマスターシリンダーストッパーやブレーキホース交換なども考えていたぐらい不満だったので、非常に嬉しいです。家内にも運転がしやすくなった、特に車庫入れがしやすくなったと大好評です。
結局、純正タイヤ(POTENZA RE88)の剛性不足※が問題だったようで、おそらく他のどのタイヤに換えても上記の改善は見られたかもしれませんが、パイロットプライマシーの剛性感の高さや、安定性、乗り心地、騒音など、現時点で不満は全くありませんので、とても良い買い物をしたと思っています。
※外した純正タイヤを店内で新品タイヤと触り比べてみましたが他のスポーツグレードのタイヤとは比較にならないくらい柔らかく、だいたいB60と同じくらいに感じました。
↑と書いてから2年。走行距離は2万キロ程度ですがまだ山が残ってます。これだけの性能でこれだけ長持ちすれば他の製品より購入価格が多少高くても結局割安です。次も同じタイヤを選ぼうと思っています。