イシガケチョウ Cyrestis thyodamas mabella Fruhstoefer







 南方系の種で、広島では1980年代初めまでは定着していませんでした。私が初めて広島でイシガケチョウを採集したのが呉市二河峡で、この記録を広島虫の会会報に投稿しました。この短報が私にとって初めての報告でした。また地元・中国新聞の夕刊にコラム欄があり、そこにイシガケチョウと温暖化について書いたこともありました。そうした意味では、個人的に思い出深い蝶といえます。
 現在では広島県内に広く分布し、中国山地でも見かけることがあります。また,主要な食樹のイヌビワは沿岸・島嶼部の河川・渓流など,水気のある場所に多く自生するので,そうした場所では普通にイシガケチョウを観察することができます。



     [分 布]  三重県以西の西日本

     [前翅長]  30〜34o

     [時 期]  5〜翌4月(年4〜5回)

     [食餌植物]  イヌビワ,イチジク,オオイタビほか

     [越冬形態]  成虫