ウラギンヒョウモン Fabriciana adippe pallescens (Butler)






 中国山地から県中央部にかけて広く分布していますが、沿岸部では比較的稀となり、島嶼部での記録はないようです。
 大型ヒョウモンチョウ類としては繁栄している種ですが、ウラギンヒョウモンは「ヤマウラギンヒョウモン」と「サトウラギンヒョウモン」の2種が混在しているという報告があります。この報告によると、広島県でも中国山地の標高800m以上に生息するのはヤマウラギンヒョウモンで、それ以下の標高地や低山地・平地に分布するのがサトウラギンヒョウモンになるようです。斑紋やゲニタリアでも決定的な区別点がなく、素直にこの説が受け入れられるかどうか、今後の推移を見守っています。ただ、朝鮮半島ではウラギンヒョウモンのグループはより複雑になっているので、いずれは何からの整理が必要なのは間違いないと思います。



     [分 布]  北海道,本州,四国,九州

     [前翅長]  32〜39o

     [時 期]  6〜10月

     [食餌植物]  スミレ類

     [越冬形態]  卵(卵内の1齢幼虫)または1齢幼虫