ウラギンスジヒョウモン Argyronome ruslana (Motschulsky)






 広島県下に広く分布していますが、もともと低山地の蝶であるため、中国山地ではあまり見かけません。今でも、地元の呉市灰ヶ峰や黒瀬付近では遭遇する機会が多くあります。
 近年、日本各地で個体数が激減している大型ヒョウモンチョウ類として有名で、すでに多くの地域で姿を消しているようです。考えてみると、昔からそれほど個体数の多い蝶ではなかったような気がします。中学生の頃、7月に灰ヶ峰に行くとあふれるほど多くのミドリヒョウモンとウラギンヒョウモンが飛んでいましたが、ウラギンスジヒョウモンはあまり見た記憶がありません。
 また国外に目をやると、ウラギンスジヒョウモンはヨーロッパを含めてユーラシア大陸に広く分布しています。国外でも減少傾向にあるかどうか、この点は大いに興味があります。


     [分 布]  北海道,本州,四国,九州

     [前翅長]  30〜36o

     [時 期]  6〜10月(年1回)   

     [食餌植物]  スミレ類

     [越冬形態]  卵(卵内の1齢幼虫)または1齢幼虫