ハグロトンボ Calopteryx atrata Selys


    
呉市郷原町黒瀬川 2000年6月16日                       呉市二河川 2000年12月16日

 別名オハグロトンボともいわれる有名な種で,河川において最も普通に見ることができる。特異な形態のため,アオハダトンボ以外には識別に困るような種はいない。本種とアオハダトンボの区別点は,アオハダトンボの項に記述する。
 河川の上流から下流に架けて,多様な河川環境に適応しているようだが,最も好むのは緩やかに流れる中流域である。未熟時には水のない町中を移動することも多く,いろいろな場所で目撃する機会がある。初夏に河川を歩くと,羽化したばかりの未熟個体が次々と足元から飛び立つことがある。
 広島県では全域に分布,都市部においてもよく生息している。