モノサシトンボ Copera annulata (Selys)



広島県豊田郡川尻町久筋 2002年6月15日

 成虫の時期   5〜10月
 生息地   平地や丘陵地の池や沼,湿地,社寺の池 
 分布   北海道,本州,四国,九州
 広島県の分布    全域に広く分布
 大きさ   41〜50o
 特徴   腹部の各節に斑紋がある。
  中・後ろ足の先が白く,少し広がる
 越冬形態   幼虫 
 産卵形態   雄と雌が連結して,水面付近の植物の組織内に 
  産卵する

 イトトンボの仲間では,クロイトトンボとともに最も普通に見ることができる種で,いろいろな水環境によく適応して,繁栄している種である。腹部背面の黒帯が,各節で一定の間隔に淡色で切断され,それが物差しの目盛りのように見える。雌は次種・グンバイトンボとよく似ているので,同定には注意を要するが,基本的には同定に困るような種ではない。
 本種の生息地を頭に浮かべると,溜め池であったり,渓流であったり,流れの緩やかな河川であったりと,いろいろな水環境で発生している。とにかく大きいイトトンボを見たら,まず本種と疑ってかかった方がいいほど,初夏から夏にかけては普通に見ることができる種である。もちろん広島県でも島嶼部から中国山地まで,広い範囲に普通に分布している。