タイリクアカネ Sympetrum striolatum imitoides Bartenef


広島県安芸郡音戸町畑 2000年10月9日

 
広島県呉市音戸町 2007年11月23日


 海岸部にある池や沼などにすむ,いわば「海のアカトンボ」です。広島県では沿岸部でわずかな記録があるだけですが,呉周辺では比較的容易に見ることができます。しかし,以前よく見られていた広多賀谷の埋立処理場の池は,水質悪化で今では見ることができません。そのほかでは,音戸町畑のアシ原が本種の多産地です。しかし,ここは埋め立てが進行中なので,今後が心配されます。
 何せ,とても敏感なトンボなので,なかなかそばに近づくこともできません。産卵は雌雄が連結して午前11時に池に現れて産卵をし,12時のサイレンが鳴ると,連結したまま高速でアシ原方面に飛び去ってしまうといった規則正しいトンボです。