石焼ビビンバが食べたくて,もう5年以上前になるが,韓国旅行をしたついでに購入してきた石鍋,当時は,慣らしの必要や使い方がいまいちわからず,割ってしまったり,焦げ癖がついたりで今のが3代目になります。経験から得たことやあとからわかったことをまとめておきます。

▼石鍋とは

▼石鍋を選んで、購入!

▼シーズニング

▼初めての調理

▼後片付けが肝心だ!

 

▲石鍋とは。

 韓国料理のビビンパを注文すれば,金属の器か,この石鍋に入って出てきます。しっかりと焼いて,おこげを楽しむのがこの石鍋です。材料も石ですので,当然落とせば割れますし,急激な温度変化でも割れます。この辺は日本の土鍋や南部鉄器と同じなんです。唯一の違いは,慣らし(ダッチオーブンのシーズニング)が必要なことです。これを怠ると変な癖がつきますので気をつけましょう。

 石鍋は,遠赤外線効果が高く,火の回りがゆっくりなため,材料にじわじわと火を通すことができます。ですから,これで鍋焼きうどんを作ると意外なおいしさを発見できます。この辺は土鍋と同じ効果ですね。

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▲石鍋を選んで、購入!

 選ぶといっても,大きさぐらいのものです。それから,一緒に鍋しきを購入しておくとよいでしょう。よく,石の焼肉鍋も売られていますがセットで購入しておくのもよいかもしれません。それから,クランプのような鍋をつかむものがあるといいですね。私は横着者なのでプライヤで代用しています。

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▲シーズニング(慣らし)

 初めて使う場合に,必ずこの慣らしを行なってください。

@ 牛乳を鍋いっぱいに入れ,沸騰しないように気をつけながらことこと煮込みます。鍋のふちがあわ立ち始めてから5分程度行ないます。これで,石独特の香りが薄れる様な気がします。においの気にならない人はやる必要がありませんし,数回使うとこの匂いは消えていきます。実際,私の石鍋はやっていません。

A 次に,一度,水洗いをしてから火にかけ乾燥させます。鍋の温度が上がったところで,ごま油を中も外もまんべんなく塗ります。塗り終わったら,火をとめ一度鍋を冷まします。

B 再度加熱し,油の煙が出ないうちに,再度油を薄く塗り,自然に冷まします。この作業を数回繰り返します。

C すると,使い込んだ鍋のように,真っ黒になります。最後に,鍋の温度を上げて,余分な油をふき取って完了です。

 落としたり急激に温度を変えないとしても半永久的に使えるわけではありません。どうしたことか,ひびが入り水漏れを起こすようになります。そうすれば買い換えるしかありませんね。

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▲初めての調理

 やはり,ビビンバを作ってみましょう。

@ 材料 牛肉・好みのナムル・卵・ご飯・韓国のり

      コチジャン・塩・コショウ・しょうゆ・酒・砂糖(みりん)・にんにく(すりおろす)

A 中華なべにごま油をいれ,まずにんにくをいためます。次に,細切りにした牛肉をいれ,塩・コショウで軽く炒め,しょうゆ・酒・砂糖(みりん)で味をつけておく。

B 石鍋の温度を上げ,ごま油を塗ります。

C 石鍋にご飯を入れ,味付けをした牛肉やナムルを好みで入れます。そのまま,弱火で5分程度加熱をします。

D 最後に,卵の黄身だけをいれ,コチジャンを少し添えておきます。そして,韓国のりを細切りにしてかけます。

E スプーンでかき混ぜて食べる。

 で,ナムルが手に入ればいいのですが,ないときもあります。そこで,私は,もやしを中華スープで軽くゆでたものを代用しています。この時は,必ずキムチを入れるようにもしています。すると,ナムルにも負けない石焼ビビンバが出来上がります。

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▲後片付けが肝心だ!

 ダッチオーブン同様,後片付けが肝心です。せっかくの油を流してしまわないように水洗いが原則です。亀の子たわしやささらできれいに洗って,乾燥させましょう。絶対にさびることはないので自然乾燥でよいでしょう。

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