美容院へ行く


約5ヶ月ぶりに美容院へ行った
”4ヶ月に一度”というのが通常のペースなのだが
もうちょっと〜と思っているうちに
日にちというのはズルズル過ぎる
特に庭の事に熱心になっていると
自分のことをかまうのがどんどん面倒になって
”女を捨てている”
という表現が頭をよぎる(苦笑)

最近は雑誌も園芸関係のものしか読まないので
通常の女性雑誌を見るのは久しぶり
今日はずいぶんと待たされたので
ゆっくり読んだ

華やかなファッション
高価な化粧品
定番の記事がずらっと並ぶ
こうして紙面上は実にリッチな世の中
でも
現実はどっぷり不況の時代
一生懸命あおってみても
みんな出費控えめで
なかなかどこも繁盛しない

今ほどどの職種も不安定だと実感することが
これまであっただろうか・・
どの学校を出たからといって
将来の安泰なんてぜんぜん約束されないし
誰もが明日はどうなるのかわからない

以前
40代の人の最大の関心事は「老後のこと」
というのを聞いて
とても驚いたのを覚えている
「老後」の心配ができるのは
「現在」の心配がない人だから
そういう恵まれた環境の人がいっぱいいるんだなぁと
少しばかり複雑な心境だったが
今はきっと
「老後」の事どころではない人がずいぶん増えている

こうなってくると
みんな同じラインに立っているようで
かえって安心できる
不況はそんなに悪くはないかもしれない

「安定」を求めている人は
いつも不安と不満の人生を送っている
「安定」をあきらめている人は
けっこうその日その日を幸せに暮らしている
運命を受け入れる度量のある人は
毎日を有意義に楽しく生きていけるらしい

面白いことに
経済的に安定している人ほど
どうしようもなく深刻な悩みを抱えている人が多い
お金で解決できない問題は
お金で解決できる問題より
ずっとずっと重くのしかかる

世の中結局平等だねぇ・・
雑誌を読みながら
色んなことを考えていたら
順番がやってきた

今日はかなり思い切ってカットする
なにしろ次は4ヶ月後なのだから(笑)

料金を払うときになって
いつの間にか値上がりしていることがわかった
某ハンバーガー屋さんが
安売りしすぎて傾いてしまったが
美容院も前回はとてもお安いと感心していたら
やはりあれでは採算がとれなかったのだろう

わたしとしては予定外でちょっと残念に思ったが
今日はたまたま同じ店内で靴の安売りをしていて
一緒に行っていた娘がちょうど靴のサイズがあわなくなっていたので
ラッキ〜とばかりに購入

最近は何度もこういう良いめぐり合わせに恵まれている
だからといって
宝くじを買おうとは思わないけど(笑)




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