10000アクセス達成


先日
カウンターがついに10000を越えた
今まで1000も5000も
うちの者が踏んでいたので
今度はぜひどなたかにHITしていただきたいと思い
前日から子どもにも
「明日は夜までうちのページあけたらダメよ」
と、釘をさしておいた

HPを開設したのは昨年の11月7日だったが
カウンターの設置は17日
それから10ヶ月ほどで10000になるとは
その頃は思ってもいなかった

そもそもHPを始めようと思ったのは
現在一般的に「教会」というものの立場が
いろいろな誤解や曲解のために
事実とは違う形でとらえられており
これは何らかの行動で示さなければ
それはますますひどくなるのではないかと考えたからだった

もちろん世の中にこれだけ新興宗教が増えて
それが社会的な問題を起こし
人々の心に中に
”宗教は怖い”
との印象を植え付けてしまっているのだから
それをどうにかしようというのはとても難しい

また一方で
”敷居が高い”
というイメージも困りもの
多くの人が
教会は特別な人が行くところだと思っている
それは
”クリスチャン”ということばの持つ印象が
”真面目でお堅い”というところにある

以前夫が入院していた時
手術後だったので個室に入っていたのだが
急きょ部屋が足らないからと
肺を患った年配の男性が同室となった
片肺はすでになく
もう一方も病んでいてとても苦しそう
そこへお見舞いに訪れる奥さんや娘さんたちは
その言葉の端々からクリスチャンであることは容易にわかった
それもかなり年季が入っていて
そのプライドの高さもわかる
言葉づかいは上品だが
その内容は厳しい
苦しがっている病人に
「あなただけが苦しいんじゃないんですよ!
みんな大変なんですからね!!」
そう言って部屋から出て行ってしまった

その後同室のよしみで
その方に声をかけてみた
「苦しそうですね、お祈りしましょうか?」
すると
「うちの者達はみなクリスチャンです
でもわたしは違います
家内があれですからね
わたしはクリスチャンになる気はないのです」
と丁寧に断られた

それは実にもっともな答えだと思った

こういうパターンは
”行ない”を重要視するクリスチャンに多い
あまりに厳格な生活をしていると
どんな人でも当然疲れる
それでもなお頑張ろうとするうちに
今度はそれが自分のプライドになる
プライドの高い人というのは
大抵があまり人に良い印象を与えない
その端々に
”わたしはこんなに一生懸命やっているんです”
”わたしはそこら辺の人とは違いますよ”
という思いがあらわれていて
なんだか見ていて気持ちが引けてしまうのだ

でも残念ながら
どんなに一生懸命修行したとしても
人の心は清くなるわけではない
ふだんは自分の心を制して取り繕っていても
自分に厳しければ厳しいほど
結局は他の人にも厳しくなり
最後には我慢しきれず爆発する

介護は人の本性を知るために
とても有効だとわたしは常々思っている
どんな善人も(自分でそう思っていても)
介護に直面した時には
どれほど自分の心が醜いかを思い知らされる
”わたしはもう少しましな人間だと思っていたのに”
一生懸命介護をしてきた人は
誰もがそう言う
そういうわたし自身も自分のことをそう思ってきた

教会を”敷居の高い”ところにしているのは
実はプライドの高いクリスチャン自身なのだと思う
もちろん全く違う人もたくさんいるのに
悪いイメージは容易に人の心に残ってしまう

「ここは誰でも入れるところなんですか?」
教会の前で声をかけられるたびに
誰でも入れない教会ってあるのかなぁ・・
といつも思う
もしそういうところがあるとすれば
それは教会とは違うんじゃないかと

というわけで
教会はもっと”普通”の存在であることと
そこに集うクリスチャンも”普通”の人で
なおかつ牧師も単なる凡人であることをお知らせしたくて
このHPの開設となった

こうして
この10ヶ月あまりの間
わたしの表も裏もオープンにしながら
色々な方々と知り合い
お話する機会も与えられてきた

いつも思うことなのだが
世の中にはどの分野にも”上には上”の人がいて
何でも中途半端にかじっているわたしなど
ただ口をあんぐりあけて
「すごいなぁ・・・」
と感心することが多い
わたしがこれから努力したとて
到底太刀打ちなどできないような人がたくさんいて
そういう人に出会うたびに
自分という人間がますます小さく見えてくる
これもとても必要なことと思う

先日
ラズベリーの育て方について調べようと検索していて
ここは良さそうかなとあけてみたら
うちのサイトだった(笑)
最近は結構こういうことがあって
思いがけないところにもうちのページがヒットする
この検索を通して
これからどういう方々がこのサイトを訪れるかは全くの未知数
インターネットって本当に面白い
これからも
たくさんの良い出会いがありますように

最後になりましたが
いつもご訪問くださる方々には大変感謝しています
読んでくださる方があるからこそ
こうして楽しく更新もさせていただいています
これからもどうぞよろしくお願いいたします(礼)





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