今週のみことば


1月5日


〜2008年の聖言〜

われ汝らに模範を示せり
わが為ししごとく
汝らも為さんためなり


(ヨハネ伝13章15節)



今年当教会に与えられた年頭のみことばは上記の通りです
この章では『洗足式』について記されており
イエスは自らその模範を弟子たちに示しています

このように
大切な事柄については必ず聖書に模範が示されており
わたしたちは模範となるみことばに従って
歩むべきことを教えられているのです

毎年こうして年頭にあたり
今年こそは!と意気込むものの
振り返ってみれば結局は同じ間違いを繰り返しながら
やがて月日は流れていく・・・というのが
わたしたちの現実かもしれません

だからこそ
今一度、聖書に記された数々の模範を認識し
それを習う者として心新たに新年をスタートさせたい
自分の歩みで間違っている点はどこなのかを省みながら
少しずつその間違いが変えられていきますように
日々祈って進んでいきたいものです

そのために
すべてのこと神に栄光を帰すことを第一としていきましょう
”わたしは正しい”と過信していると
いつの間にか自分が模範だと勘違いしてしまいます
模範とは常に正しくなくてはなりませんが
自分の間違いに気づかず
間違ったままを模範としているのは怖いことです

”人はすべてのものを見ているわけではなく
多くの人は自分の見たいものしか見ていない”
これはシーザーが残した言葉ですが
人間の習性をよく表した言葉だと言えるでしょう

イエスのご生涯の記述を見る時に
そこには見栄えや賞賛を求めることなく
ただ淡々と自分の使命に従って歩む生き方が教えられています
ご自身が神でありながら
なお人の見本となるべく姿を示し
それに習う者としてわたしたちにも歩んで欲しいとの願いに
それこそが本当の平安を幸いを生むのだということに
わたしたちは早く気づいていかなくてはならないのです

それをもし
”自分の見たいものしか見ない”なら
聞きたい言葉しか聞かない
つまり自分の都合のいい言葉しか聞きたくない
その結果、何も変われないということになってしまいます

人は豊かになればなったで
あるいは貧しくなればなったで
良く変わることよりも
悪く(心貧しく)変わる場合の方が多いかもしれません
人間とはそういう実に不安定な存在です

だからこそ
その不安定な存在を模範として
いつまでも同じ過ちを繰り返すような
こういう堂々巡りの人生から一刻も早く抜け出して
本当の意味での豊かさを得ていきたいのです

豊かに暮らせたらそれは大変幸せなことではありますが
それと引き換えに何か大切なものを失うのでは
本末転倒というものでしょう

多くの人々が生きる模範を取り違えているこの世にあって
わたしたちは尊く用いられる器となるために
神を基準として
その示された模範に従って進んでいきたい
この目標を持って
新しい年を踏み出していきましょう



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