今週のみことば


12月27日

「このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから
わたしたちの主イエス・キリストにより
神に対して平和を得ている
わたしたちは、さらに彼により
いま立っているこの恵みに信仰によって導き入れられ
そして、神の栄光にあずかる希望をもって喜んでいる
それだけではなく、患難をも喜んでいる
なぜなら、患難は忍耐を生み出し
忍耐は練達を生み出し
練達は希望を生み出すことを知っているからである
そして、希望は失望に終ることはない
なぜなら、わたしたちに賜っている聖霊によって
神の愛がわたしたちの心に注がれているからである」
(ローマ人への手紙5章1-5節)

”練達”とは”熟練している、奥義を知っているとの意”で
ここで言うところの、”患難→忍耐→練達→希望”とは
人生におけるさまざまな試練を通して忍耐を学び
そこから
なぜ神の救いが、信仰が必要なのかという意味を悟り
信仰が大きな支えとなって
どんなところにあっても平安に生きる術を得ることを教えています

実際に、クリスチャンとしての信仰生活をしているからといって
何の問題もない平穏な暮らしばかりではなく
世の中にある不安の中に同じように巻き込まれながら
右往左往してしまうのが現実の人生です
しかし
その現実はすべてひとりひとりに必要なものであって
そこを祈って、”患難→忍耐→練達→希望”とつながっていくように
本当の信仰を育てるための試練でもあるのです

ただ自分の力に頼っていくならば
忍耐にも限度があり
先の希望を見出すのはなかなか難しいことですが
信仰者の場合には、どんなところにあっても
”神を知っている、つかんでいる、共に歩んでいる”
との確信を得ることができる神の業(証)が伴うので
ただ、我慢ばかりの日々では決してありません

この一年も、最後に至るまで
人生の危機的状況から救い出された方々の証がたくさんありました
それはどうみても人が成したことではなく神によるものです
しかし、それを得ていくためには
ひとりひとりに、必ず神の助けがあるとの信仰が必要でした

2008年の年頭のみことばは以下のとおりでしたが

「われ汝らに模範を示せり
わが為ししごとく
汝らも為さんためなり」

(ヨハネ伝13章15節)


聖書には
クリスチャンが取るべき姿勢、歩み方、考え方がの模範が記されており
それを各々が自分の人生に当てはめながら
ひたすら模範に近づかんと努力することが要求されています
そうすることで、信仰は本物となり
やがて真の平安を得ることができるようになるからです

記された模範については
人生のさまざまな状況下にあって
ある時は譲り、ある時は毅然として立ち向かい
また、惑わしを賢くかわし
人に捨てられたような状況におちいっても耐え
なお神に希望をおいて歩むことが
さまざまな角度から教えられています

迷うことの多い人生ではありますが
こうして神にある幸いをもう一度あらためて感謝し
新しい年も
喜びと希望のうちに踏み出すことができますように

「神は、神を愛する者たち
すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて
万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている」
(ローマ人への手紙8章28節)




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