今週のみことば
10月3日
「それでもなお、モーセは主に言った
『ああ、主よ
わたしはもともと弁が立つ方ではありません
あなたがしもべにお言葉をかけてくださった今でもやはりそうです
全くわたしは口が重く、舌の重い者なのです』
主は彼に言われた
『一体、誰が人間に口を与えたのか
一体、誰が口を利けないようにし、耳を聞こえないようにし
目を見えるようにし、また見えなくするのか
主なるわたしではないか
さあ、行くがよい
このわたしがあなたの口と共にあって
あなたが語るべきことを教えよう』
モーセはなおも言った
『ああ主よ、どうぞ、だれか他の人を見つけてお遣わしください』」
(出エジプト記4章10-13節)
神より直々に、イスラエル人をエジプトから連れ出す役目を命ぜられたモーセは
その責任の重さに慄き、とても自分にはできないと食い下がります
元々自分は口下手で・・・と言うモーセに対して
神は、その口さえも支配しているのは神であると告げ
その導きに従って進むように命じます
しかし、なおもできないと拒み続けるモーセ
やがて神は怒りを発し、口利き役としてアロンを付けましたが
そのアロンがやがてモーセの足を引っ張ることにもなるのでした
全能の神はすべてのことを支配し
人の口や耳が不自由であることも
また目が見えたり見えなかったりすることも
みな神の御こころのうちになされていることです
ですから
神ご自身が行けと命ずる時には
その先も必ず助けがあるということなのですが
モーセならずとも人間にはそれをなかなか信じることができません
「主はわたしの味方、わたしは誰を恐れよう
人間がわたしに何をなしえよう」
(詩篇118篇6節)
「だからわたしたちは、はばからずに言おう
『主はわたしの助け主である
わたしには恐れはない
人は、わたしに何ができようか』」
(ヘブル人への手紙13章6節)
神は、色々な境遇や立場の人を造り
その人生をさまざまな方向へと展開させていきます
神が置いてくださるところが気に入らなくても
決して卑屈にならないように
また、立場が人より上とされても、決してごう慢にならないように
注意していかなくてはなりません
自分をとりまく状況を変えられない時には
神さまに導かれるまま進んでいきましょう
この先どうなるのかわからない不安は
トンネルの暗闇を歩むようなものですが
人生にはさまざまなトンネルが用意されていて
そこを信仰をもって進んでいくなら
やがてトンネルを抜け、そこでの経験も役立つ時がきます
どんな状況下にあっても
いかに神に頼り、従っていこうとするかで
そこから新しいもの(道)が生まれてきます
そのために、常に広い目を持ち
自分の人生こうでなければダメと決めつけないようにしていきましょう
「わたしは主を愛する
主はわが声と、わが願いとを聞かれたからである
主はわたしに耳を傾けられたので
わたしは生きるかぎり主を呼びまつるであろう」
(詩篇116篇1-2節)
人間ひとりで生きていくのは孤独で寂しいものですが
友達がいれば心強いものです
わたしたちを励まし勇気付けてくれる友達
神ご自身はわたしたちにとって最高の友となってくださいます
不安の多い世の中だからこそ
いよいよ神に信頼し、寄り頼み
信仰による限りない平安を得て
より良い日々を過ごしていくことができますように
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