今週のみことば
1月3日
〜2009年の聖言〜 ある者は戦車を誇り ある者は馬を誇る しかしわれらは われらの神、主のみ名を誇る (詩篇20篇7節) |
今年当教会に与えられた年頭のみことばは上記の通りです
新年は
どんな人にも毎年同じように巡ってきます
しかし、それぞれがどのような状況に置かれているかは各人異なり
各々の抱える悩みや問題も
年が新しくなったからといって消えるわけではありません
新しい年の幕開けは
その問題とどう向き合い、どう戦っていくかという課題について
心新たに取り組む始まりの時でもあります
このみことばにある「戦車」や「馬」は
人為的な戦力であり
人間的に考えればそれが多いほど戦いに勝利する確率は高くなります
それは現代のわたしたちの生活に置き換えれば
「お金」や「名誉」「地位」「人脈」などを持ってる人ほど
”成功者”と呼ばれる立場になり
一見、人生に勝利しているかのように見えるのと同じです
実際に、多くの人は
人生の勝利者になろうとして
いかにお金や地位を手に入れるかであくせくしています
しかし、残念ながら、お金や地位や名誉などは永遠のものではなく
手にしたかと思えば離れていき
あるいは、手にしたがために大切なものを失ってしまうなど
けっして人の幸せを保証してくれるものではありません
この詩篇20篇7節の続きには
「彼らはかがみ、また倒れる
しかしわれらは起きて、まっすぐに立つ」
とあります
つまり
これさえあればと富や名誉によりすがっても
それは確実な支えにはならない
だからこそ、わたしたちは
滅びないところの永遠の幸いを求めて
神の御名により頼む道を選んでいかなくては
いつまでも不安から開放されないのです
「『心を強くし、勇みたちなさい
アッスリヤの王をも、彼と共にいるすべての群衆をも恐れてはならない
おののいてはならない
われわれと共におる者は
彼らと共におる者よりも大いなる者だからである
彼と共におる者は肉の腕である
しかしわれわれと共におる者はわれわれの神、主であって
われわれを助け、われわれに代わって戦われる』
民はユダの王ヒゼキヤの言葉に安心した」
(歴代志下32章7-8節)
この世にあるものは、どんなに華やかであったり強そうであっても
それはすべて「肉の腕」にすぎません
肉はいつか滅びてしまう
「王はその軍勢の多きによって救いを得ない
勇士はその力の大いなるによって助けを得ない
馬は勝利に頼みとならない
その大いなる力も人を助けることはできない
見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり
そのいつくしみを望む者の上にある
それは主が彼らの魂を死から救い
ききんの時にも生きながらえさせるためである」
(詩篇33篇16-19節)
富や名誉は、人を一時的に助け
満足感を与えるものではありますが
それによって根本的な救いが与えられるわけではなく
本当の意味で人生の勝利者になるためには
神をおそれ、敬い、心から助けを求めて行くことが必要です
そうすれば
たとえどのような状況に陥ろうとも絶望に閉ざされることなく
生きる道を与えられて
幸いへと導かれていくのです
富や名誉には代えがたいもの
それが神の働きです
これからの一年間、各々置かれたところで
神の働きを見ていくでしょう
そして、その働きに気づく人は幸いです
また、せっかく幸いな道へ導かれていながらも
自分の欲で、自らその道を断ち切ってしまう人もあります
神の働きもある一方でサタンも働くこの世にあって
神をしっかり見上げる人生を送る人は
惑わしに陥ることはありません
新しい年も
どうぞひとりひとりが自分と向きあい
聖書のみことばを通してどう生きるべきかを教えられ
神にあって、平安と慰めと喜びを与えられるところの日々でありますように
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