今週のみことば


3月14日

「人の歩みは主によって定められる
主はその行く道を喜ばれる
たといその人が倒れても、全く打ち伏せられることはない
主がその手を助けささえられるからである」
(詩篇37篇24節)


人は日々を自分の力で生き
その人生を思いのまま歩んでいるようでも
実際には、神の憐れみによって生かされ
すべての生命は神の権威のうちにあります

そんな中で
自分の思い通りにいかない現実と向き合い
力のなさを実感することで神と出会う時
神にあって与えられる祝福は
実は何ものにも代えがたいものであることを知るのです

この”神にある喜び”を知っている人は
もはや自分の思いに固執することなく
世の中の間違った風潮や固定観念から離れて
”神の定めた道”を歩もうとします

人生には多くの出会いがあり
もちろん人と人との出会いも重要ですが
自分の心のうちに起こってくる”思い”との出会いこそ大切で
その思いが神に向いていれば
その人の歩みは正しい道を踏み外すことがありません

しかし
その心のうちに起こってくる”思い”が、間違ったものである場合
人の歩みは自分でも何をやっているのか判断できないような
あやふやで、おかしな方向へと向かってしまいます
このように、自分で自分が制御できない
そんな状態に陥ってしまうのはとても恐いことです

この詩篇37篇は1節から
「悪をなす者のゆえに、心を悩ますな
不義を行う者のゆえに、ねたみを起こすな」

と始まるように
間違った道に進む者と、正しい道に進む者とが
その先どうなっていくのかが記されています

「正しい者は国を継ぎ、とこしえにその中に住むことができる」(29節)
”国を継ぐ”とは、神の祝福を継ぐことであり
その祝福の中に住む者とされるということ
そして
さまざまな試練や困難にあっても
必ず神が助けてくださるということです
「主は公義を愛し、その聖徒を見捨てられないからである
正しい者はとこしえに助け守られる
しかし、悪しき者の子孫は断ち滅ぼされる」(28節)


世の中にはたくさんの惑わしや間違った考えがあり
それに惑わされた人々が
正しい人をも惑わしの道にいざなってくるものです
人は心弱いですから
そういう惑わしに心揺れることも多いものですが
こうして神の言葉を聞き、受け入れることで
自分にとって何が大切な道なのかを教えられ
そこを歩んでいれば大丈夫なのだと確信を持って新たに歩みだしましょう

「すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず
むしろ悲しいものと思われる
しかし後になれば、それによって鍛えられる者に
平安な義の実を結ばせるようになる」
(ヘブル人への手紙12章11節)


わたしたちの周りに起こる試練は
すべて”訓練”であり
それらは到底嬉しいものではありません
しかし、そこで負けてしまうのではなく
これを機会にいよいよ神に希望をおき
祈って進んでいきましょう

何が正しくて、何が間違っているのか
その結果は必ず明らかになります
そして
わたしたちは神と出会ったことに感謝し
どんな時も神を信じて疑わず
正しい道を選択する者でありますように



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