今週のみことば
5月9日
「あなたは弓の前からのがれた者を再び集めようと
あなたを恐れる者のために
一つの旗を立てられました」
(詩篇60篇4節)
このみことばは
聖歌513番『まことのため十字架の』の引用箇所です
「すすめ、すすめ、キリストのために
いのちをも捨てて、戦いすすめ」
と歌うこの賛美は
さまざまな自分の思いの虜になり
どうにも踏み出せなくなっているわたしたちに対して
間違った思想や価値観を捨てて
神の与える旗印に従っていくようにと
勇気をうながしています
神を畏れ敬う者のために与えられたこの旗の元で
同じ志を持つものはひとつになり
世の中で自分の命と等しく大切だと惑わされている価値観
つまりそれは、金銭や名誉であったりするわけですが
そういう価値観を捨てて(命を捨てて)
共に正しい道へと進みだして行かなくてはならないのです
「あなたがたは身を清めて、あすのために備えなさい
イスラエルの神、主はこう仰せられる
『イスラエルよ、あなたがたのうちに、滅ぼされるべきものがある
その滅ぼされるべきものを
あなたがたのうちから除き去るまでは
敵に当たることはできないであろう』」
(ヨシュア記7章13節)
イスラエルの民はエリコを占領し
次はアイの町に攻め入るところでした
ところが、それまで神の助けで勝利を得てきたものが
このアイの町では神はイスラエルを助けませんでした
それは、イスラエルの民の中に
エリコを占領した際の捧げものの一部を
盗み取った者がいたからです
欲に負けて、盗みを行ってしまったアカンが
その後、くじで引き出されます
わたしたちにとって”滅ぼされるべきもの”とは
このアカンの欲のようなもので
神の前に正しくない心です
神の前に明らかにならないものはひとつもなく
その心は常に見られています
そして、心の中にある”滅ぼされるべきもの”を滅ぼさなければ
目の前の敵に立ち向かうことも勝利することもできないので
わたしたちの人生に平安が与えられないのです
このように
聖書には、人が陥りやすい罠が具体的に記され
わたしたちの人生の教訓となっています
また、心の中から滅ぼされなくてはならないものとは
欲だけではありません
人の言葉ひとつにひっかかり
そこにこだわって行き違いを起こすような狭い心も
変えられなくてはならないもののひとつです
「イエスは言われた『石を取りのけなさい』
死んだラザロの姉妹マルタが言った
『主よ、もう臭くなっております
四日もたっていますから』
イエスは彼女に言われた
『もし信じるなら神の栄光を見るであろうと
あなたに言ったではないか』」
(ヨハネによる福音書11章39-40節)
ここはよく開かれる、”死んだラザロが生き返る”ところです
”死んだものが生き返るはずがない”
そう思う思いが”石”であり
神にあってその石を取り除く時
神の栄光を拝していくことがなされていくのでした
わたしたちはみんなこの除かれるべき”石”を持っています
それは前述の”滅ぼされるべきもの”であり
それを除かない限りは人生に勝利はないのです
「油断することなく、あなたの心を守れ
命の泉は、ここから流れ出るからである」
(箴言4章23節)
この”心”とは、神に対する思い、信仰です
信仰など一体何になろうかという人がありますが
正しい信仰こそわたしたちを正しく安全なところに導いてくれるものです
人生のツボは、すなわち”祈る”こと
捨てがたい自分の思いから逃れるためには
神の助けを求めなくてはなりません
『今日は教会へ行ってきた』
その言葉は何気なく言うことではありますが
教会とはどういうところかといえば
「イエスの名が置かれている所」
「天と地をつなぐ所」なわけです
つまりは、ちょっとお花見に行ってきたというのとはわけが違う
意味のあるところへ行くのだと認識してください
そして、そこで何を教えられたのか
自分はこれからどうすべきなのか
大切なことを教えられ、自分のものとしていきましょう
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