今週のみことば
7月18日
「そういうわけで これらの事を耳にして以来
わたしたちも絶えずあなたがたのために祈り求めているのは
あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力とをもって
神の御旨を深く知り
主のみこころにかなった生活をして真に主を喜ばせ
あらゆる良いわざを行って実を結び
神を知る知識をいよいよ増し加えるに至ることである
更にまた祈るのは、あなたがたが
神の栄光の勢いにしたがって賜るすべての力によって強くされ
何事も喜んで耐えかつ忍び
光のうちにある聖徒たちの特権にあずかるに足る者とならせて下さった父なる神に
感謝することである
神は、わたしたちを闇の力から救い出して
その愛する御子の支配下に移してくださった
わたしたちは、この御子によってあがない、すなわち、罪の許しを受けているのである
(コロサイ人への手紙1章9-14節)
続く15節からは、「御子」についての解説が記されていますが
「彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている」(17節)
とあるように
”御子イエス=天地創造の主なる唯一の神”であることがわかります
そして、このイエスの十字架上で流した血にあずかる洗礼を受けて救われることで
人は「闇(=サタン)の力から救い出され」
「光(=神)のうちにある聖徒たちの特権にあずかるに足る者」
となることができるわけです
では、救いによる特権を与えられた者は
それだけですべてが安泰かといえばそうではなく
現実の生活の中にはさまざまな戦いがあり
その戦いに勝利するため、「神の御旨を深く知る」ことが求められます
神の御旨とは、人の思いと異なる場合も多く
それだけに、何が神の御旨で何が人間の浅はかな考えなのかを識別するために
「あらゆる霊的な知恵と理解力」が必要になるのです
そして、その知恵や理解力が与えられるのが教会であり
だからこそ教会へ集うという必要性があるわけです
しかし
「主のみこころにかなった生活をして真に主を喜ばせ」
というようなみことばを聞くと
すぐに、信仰とは非常に堅苦しく、何の楽しみもないようなものと勘違いをされるのですが
難行苦行や無茶をすることが信仰だと思うのは間違いです
信仰とは、あくまでもそれぞれの人生の戦いに勝利するためにするもので
常に”人生のツボ所”をおさえることが重要であり
そのツボを知ることがすなわち神の御旨を知ることなのです
多くの人は目先の欲に惑わされるため
自分の考えだけで進むと、いつの間にか深みにはまってしまいます
これはサタンに翻弄されている姿ですが
実際に惑わされている人には
自分が惑わしの中にあるとは気づかないものです
自分で正しいと信じて進んでいる道でも
結果が悪ければそれは軌道修正が必要ですが
惑わされている人は、その判断も難しく
神の前にへりくだる心がないなら、自分が間違っているとは認めがたいでしょう
それもまた信仰がないゆえの悲しさです
信仰により、正しい生き方を知り
神の働きによってひとりひとりが強くされ
試練を乗り越えて、やがて神に感謝して生きていくために
惑わしに陥らないよう注意していきたいものです
「そこで、あなたがたの歩きかたによく注意して
賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩き
今の時を生かして用いなさい
今は悪い時代なのである
だから、愚か者にならないで、主の御旨が何であるか知りなさい」
(エペソ人への手紙5章15-17節)
「主の御旨」、また「主のみこころにかなった生活」については
エペソ人への手紙4章に以下のように記されています
「さて、主にある囚人であるわたしは、あなたがたに勧める
あなたがたが召されたその召しにふさわしく歩き
できるだけ謙虚で、かつ柔和であり、寛容を示し、愛をもって互いに忍びあい
平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい」
(エペソ人への手紙4章1-3節)
毎日悪いニュースが飛び交い
身近なところで詐欺が横行している昨今は
まさに「悪い時代」です
しかし、そんな悪い時代だからこそ
正しい生き方を知っているかどうかでその人生は左右され
神よりの知恵を与えられて賢く生きることが大切になってくるのです
教会は、さまざまな相談に応じながら必要に応じてアドバイスしていますが
よくあるのが、「祈ってください」と問題を丸投げされるケースです
教会はもちろんひとりひとりのために祈ります
しかし、本人も祈らなくてはなりません
祈るとは、ただすわって何も行動しないのではなく
神に対して自分の進むべき道を求め、示された道に従って踏み出すことが必要で
教会は、神によって進むべき道が示される場です
ですから、もしそういう神の働きがないなら
教会の存在は意味がないことになってしまいます
また、礼拝に集うことも単なる宗教行事ではなく
そこで自分が何かを教えられることが重要で
神が教会を通して教えられる必要な知恵や教訓を聞き逃さないように注意し
さらには、自分の今やっていることを省みながら
必要に応じて軌道修正していきましょう
「あなたがたはこの世と妥協してはならない
むしろ、心を新たにすることによって、造りかえられ
何が神の御旨であるか、何が善であって、神に喜ばれ、かつ全きことであるかを
わきまえ知るべきである」
(ローマ人への手紙12章2節)
神の前に潔く、己を捨てて、新たに出直していく
そうすることで自分が変えられていくことを実感しながら
いよいよ神に近づく者となってまいりますように
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