今週のみことば
3月27日
「ここにいるユダヤ人はテサロニケの者たちよりも素直であって
心から教えを受け入れ
果たしてその通りかどうかを知ろうとして
日々聖書を調べていた
そういうわけで、彼らのうちの多くの者が信者になった」
(使徒行伝17章11-12節)
なぜ彼らが日々聖書を調べたかというと
時代は移り変わり、人々の価値観も変わっていく中で
聖書の真理はいつまでも変わらないと知っていたからです
そこには常に間違いのない基準が記されてあり
その言葉は決して人間が作り出したものではないこと
そして
勝手に内容をゆがめて解釈してはならないことが
聖書にははっきりと記されています
「聖書の予言はすべて、自分勝手に解釈すべきではないことを
まず第一に知るべきである
なぜなら、予言は決して人間の意志から出たものではなく
人々が聖霊に感じ
神によって語ったものだからである」
(ペテロの第二の手紙1章20-21節)
「彼はどの手紙にもこれらのことを述べている
その手紙の中には、ところどころ、わかりにくい箇所もあって
無学で心の定まらない者たちは
ほかの聖書についてもしているように
無理な解釈をほどこして、自分の滅亡を招いている」
(ペテロの第二の手紙3章16節)
では、聖書はどのように読んでいけばいいのでしょうか
「聖書はすべて神の霊感を受けて書かれたものであって
人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である
それによって、神の人が
あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて
完全に整えられた者になるのである」
(テモテへの第二の手紙3章16-17節)
自然の山は放置されたままだと
やがて倒木や落ち葉でどこが道がわからなくなり
手を入れないと、進むべき道もなくなってしまいます
わたしたちの人生も
ちょうど山に道を作りながら進むようなもの
時々自分の心に手入れして
その道が正しいのか
生き方に間違いはないのかを
聖書のみことばと照らし合わせながら
省みていく必要があります
「こうして予言の言葉はわたしたちにいっそう確実なものになった
あなたがたも、夜が明け、明星がのぼって
あなたがたの心の中を照らすまで
この予言の言葉を暗闇に輝くともしびとして
それに目をとめているがよい」
(ペテロの第二の手紙1章19節)
人にはできないことがたくさんあり
神に教えを乞い、指針を示してもらわなくては
また、その道に従っていこうとしなければ
正しく生きるのも非常に難しいことです
かといって
真理の言葉はしばしば人の心に痛いので
そこに目を向けることもまた難しい
「このことについては、言いたいことがたくさんあるが
あなたがたの耳が鈍くなっているので
それを解き明かすことはむずかしい」
(ヘブル人への手紙5章11節)
だからこそ神の救いの門戸は
万民に向けて開かれているのです
こうして救われた後、神と共に歩むならば
世の中のものでは決して得られない平安を得
神の助けを受けて
その進む道が整えられていく
それはちょうど山にはっきりと道がついていくように
信仰者として
迷うことのない歩みができるようになるのです
「わたしたちは見えるものにではなく
見えないものに目を注ぐ
見えるものは一時的であり
見えないものは永遠に続くのである」
(コリント人への第二の手紙4章18節)
自分の願いがかなうために
多くの人は信仰をしようとしますが
立身出世や利得を求める道と信仰の道は
根本的に切り離していかなければなりません
金儲けが入ってきた段階で
それはもう信仰ではなくなってしまいます
聖書で教えているのは
あくまでも神にあって開かれた道を歩むということ
それが気に入ろうが入るまいが
神に従って歩む人には
利得など追い求めなくても、必要なものは必ず与えられ
幸いに生きることができます
ただ、それが世に言う「勝ち組」の姿ではないかもしれないけれど
人生の終わりに
ああこれで良かったのだと心から感謝できるような
その人らしい、その人が一番輝く生き方を
神さまは必ずさせてくださるのです
「だから、わたしたちは落胆しない
たといわたしたちの外なる人は滅びても
内なる人は日ごとに新しくされていく」
(コリント人への第二の手紙4章16節)
実際に、これまで教会に集ってきた方々の中でも
利得を追い求めて信仰した人が
それを得ても結局は満足せず、感謝もせず
平安には結びつかなかった実態や
反対に
利得は追い求めなかったけれど
本当に心から神を求めていく人には
求めなかったものまでが豊かに与えられ
いよいよ神に感謝する姿もいろいろ見せられてきました
ホタルは、昼間に見るとただの黒い虫で
決してうるわしい姿はしていません
ホタルは光るからこそ美しく
その姿が愛でられるのです
神さまは人にもそれぞれ光る要素を与えてくださっていて
それは神に従う生き方をすることで光ります
人から認められたいとあくせくし
自ら光ろうとするのではなく
神によって輝く人生でありますように
山道を掃除するごとく心の掃除をして
新しい一週間を踏み出して参りましょう
<目次