今週のみことば
4月17日
「しかしイスラエルの賛美の上に座しておられる
あなたは聖なるおかたです
われらの先祖たちはあなたに信頼しました
彼らが信頼したので、あなたは彼らを助けられました
彼らはあなたに呼ばわって救われ
あなたに信頼して恥をうけなかったのです」
(詩篇22篇3−5節)
イスラエルの民はさまざまな困難に直面すると
神にひたすら祈って祈って助けを得てきました
その祈る心、すなわち神への信頼(信仰)があったからこそ
どんなところからも彼らは救われ
恥をこうむることがありませんでした
現在、わたしたちの周りには
助けてもらえそうな存在は
お金や権力者など
神以外にも色々ありそうに思われます
実際に多くの人はそういうものにより頼んで生きていて
それらを持つことで安心を得ようとしています
信仰者であっても
寄りすがる対象が実は神以外のものになっているケースも
結構あるのではないでしょうか
どんな人にも多かれ少なかれ成功願望はあって
ともすれば成功することだけが信仰の目的になってしまいがちですが
世の中の成功組と呼ばれる人々が
皆平安に暮らしているわけではありません
「助けを得るためにエジプトに下り
馬にたよる者はわざわいだ
彼らは戦車が多いので、これに信頼し
騎兵がはなはだ強いので、これに信頼する
しかしイスラエルの聖者を仰がず
また主にはかることをしない」
(イザヤ書31章1節)
人間は知恵があると言いながら
実際には、勘や力において他の動物に劣ることもあります
それらの能力は人間の理解を超えたもので
すべては神が創造し支配しているのです
この、「神」という人間の理解を超えた存在を無視しては
人間は正しい知恵も歩みも得られません
自分の力を信じて色々計画を立てても
結局は思い通りに事は運ばず
準備したものも役に立たないこともよくあることです
こういう人はどうすればいいのでしょうか
信仰者の基本は、まず神の言葉を聞くことから始まります
そして聞いた言葉に従ってみること
その結果なにが起こるかというと
そこには神の恵みがそそがれ
自分の力を超えた装いが与えられ
これは神さまによるものだとの確信を得るのです
つまり、神よりの恵みを受けると
その置かれた状況がどうであっても
そこに平安が与えられるので
他人から見た時も決して惨めではなく
むしろ幸せそうに、良く見られていくのです
これはお金では決して買えない幸いであり
心から神を信頼し寄り頼んでいく人には
誰にでも与えられる救い、恵みです
「主に向かっては知恵も悟りも、計りごとも
なんの役にも立たない
戦いの日のために馬を備える
しかし勝利は主による」
(箴言21章30−31節)
こうすればきっと自分は勝てると
一生懸命いろいろ用意しても
その心にまず神への信頼がなければ
結局おのれを信じて頑張っているだけに過ぎません
わたしたち信仰者は
常に神に栄光が帰されるように歩んでいけば良いのです
どうすればそうなれるのか
神に用いられるためになにをすればいいのかは
実際にはそこにややこしい理屈はなく
ただ(従うことを前提とした)信頼と祈りがあるのみです
神に祈って祈って、頼んで頼んで生きてきた、いにしえの信仰者のように
それぞれが置かれたところで神を信頼し
その信仰によって助けを得ていくことができますように
視野を広く持ち
神の言葉に従って
正しい道へと導かれてまいりましょう
「わたしを遠く離れないでください
悩みが近づき、助ける者がないのです」
(詩篇22篇11節)
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