今週のみことば


5月15日


「ダビデはペリシテ人に言った
『おまえはつるぎと、やりと、投げやりを持って、わたしに向かってくるが
わたしは万軍の主の名、すなわち
おまえがいどんだ、イスラエルの神の名によって、おまえに立ち向かう
きょう、主は、おまえをわたしの手にわたされるであろう
わたしは、おまえを撃って、首をはね
ペリシテ人の死かばねを、きょう、空の鳥、地の野獣のえじきにし
イスラエルに、神がおられることをを全地に知らせよう
またこの全会衆も、主は救いを施すのに
つるぎとやりを用いられないことを知るであろう
この戦いは主の戦いであって
主がわれわれの手におまえたちを渡されるからである』」
(サムエル記上17章45-47節)

ペリシテ人の軍にゴリアテという名の大男がいて
イスラエルに戦いを挑んできましたが
イスラエル軍には誰も彼に立ち向かう者がいなかったことから
まだ少年であるダビデが名乗りを上げました

体格も大きく違う上、持っている武器も
ゴリアテは槍と剣、一方ダビデは石投げ器と5つの石のみ
それでもダビデは
”主は救いを施すのにつるぎとやりを用いられないこと”
を信じ、堂々とゴリアテに向かっていきます
そしてたった一つの石でもって彼を倒すのでした

いかにも強そうな武器で戦うゴリアテと
神から与えられた武器で戦うダビデ
目に見える武器か、目に見えない神か
どちらを選ぶのかが勝敗の分かれ道です
ダビデの勝利の秘訣は
神を絶対信頼していく信仰にありました

わたしたちの人生には
生活においても仕事においても
人間関係なども含めて常に「戦い」がつきものです

それぞれが直面する戦いをどう戦っていくかについては
神を信頼しているか
あるいは人を、また財産を頼りにしているかによって
戦い方はさまざまです
しかし
目に見える人や財産を使った戦いは
それが当てにならなくなった時
大きな失望と不安に襲われることになるのです

絶対負けないと思われたゴリアテが
少年ダビデによってあっけなく敗れた時
ペリシテ人たちはあわてて逃げ出しました
頼りとする者が居なくなってしまったことで彼らは戦う術を失い
ただ逃げ出して、やがてイスラエルに追撃されていくのでした

ルカによる福音書15章の「放蕩息子」の話において
はじめ父親の財産をあてにして家を出た息子は
そのお金目当ての友人に出会い
やがてお金が尽きると、友人も去り
その先、生きていく術を失いました
目に見えるものを当てにしていたツケが回ってきたのです

しかし、行き詰った彼は
最後に悔い改めて父の元に戻ろうとします
そして父は彼を喜んで迎え入れました
父は神のひな形
こうして彼は本当に頼りになる存在は何かを知るのでした

放蕩息子が父親の元に戻るのは勇気がいることです
そのように
今まで目に見えるものばかりを当てにしてきた人が
一転して、目に見えない神を信頼する生き方になるには
やはり相当勇気がいることでしょう

なぜなら、戦いとは通常最新兵器を持っている方が勝つものですが
神の武器は人の想像を超えていて
色んなやり方で人に力を与え
知恵を与えて戦わせるからです

「この神こそ、その道は非のうちどころなく
主の約束は真実である
彼はすべて彼に寄り頼む者の盾である
主のほかに、だれが神か
われらの神のほかに、だれが岩であるか
この神こそわたしの堅固な避け所であり
わたしの道を安全にされた
わたしの足をめじかの足のようにして
わたしを高い所に安全に立たせ
わたしの手を戦いに慣らされたので
わたしの腕は青銅の弓を引くことができる
あなたはその救いの盾をわたしに与え
あなたの助けは、わたしを大いなる者とされた」
(サムエル記下22章31-36節)


「わが岩なる主はほむべきかな
主は、いくさすることをわが手に教え
戦うことをわが指に教えられます」
(詩篇144篇1節)


神に心から寄りすがる人には
この人のどこに一体こんな力が、知恵が、勇気あったのかと
不思議に思える展開が必ずあります

財産によらず、人脈によらず
ただ神の導きによって戦う戦いは
人の弱いところを強く鍛え
また必要に応じて救いの手が差し伸べられ
その道は安全に整えられて
やがて勝利へと導かれていくのです

「わたしたちは肉にあって歩いているが
肉に従って戦っているのではない
わたしたちの戦いの武器は、肉のものではなく
神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである」
(コリント人への第二の手紙10章3-4節)


わたしたちに降りかかってくる戦いは後を絶たず
これからどうなるのかと途方にくれることもありますが
自分になんの力がなくて(肉の武器を持っていなくて)も
信仰によって大きな力を与えられることで
到底倒せそうにない敵も、強固な要塞も
どのような崩れ方をしていくか計り知れません
だからこそ
ある時は勇気をもって踏み出し、あるいは忍耐して待ち
ただ神の導きに従っていきたいものです

どんなところからも助け出して下さる神に信頼し
新しい週も希望をもって歩んでいきましょう



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