今週のみことば


5月22日


「これはイスラエルが先祖たちの守ったように主の道を守って
それに歩むかどうかをわたしが試みるためである」
(士師記2章22節)

人間にとって神という存在は
ただ恵みや憐れみだけくれるものと思いがちですが
残念ながらそれだけでは人間はすぐに感謝を忘れ
神の道からそれてしまうものです

しかし、何か困ったことが起こると
結局は神に頼るしかなく
それた道から立ち返り、再び祈ろうとするでしょう

イスラエルの人々の歩みは
神への信頼と裏切りの繰り返しですが
彼らの周りには常に敵が残されており
それは彼らが神を信頼するかどうか
試みのために置かれた試練でした

「あなたは、きょう、わたしが命じる主の命令と、おきてと、定めとを守らず
あなたの神、主を忘れることのないように慎まなければならない
あなたは食べて飽き、麗しい家を建てて住み
また牛や羊が増え、金銀が増し、持ち物がみな増し加わるとき
おそらく心にたかぶり、あなたの神、主を忘れるであろう
主はあなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出し
あなたを導いて、あの大きな恐ろしい荒野、すなわち火の蛇やさそりがいて
水のない、かわいた地を通り
あなたのために堅い岩から水を出し
先祖たちも知らなかったマナを荒野であなたに食べさせられた
それはあなたを苦しめ、あなたを試みて
ついにはあなたをさいわいにするためであった
あなたは心のうちに
『自分の手の働きで、わたしはこの富を得た』と言ってはならない」
(申命記8章11-17節)


わたしたちの身の回りで色んな出来事が起こる時は
まずイエスさまを思い出すことです
そうしないで、だた愚痴や文句を言うのは恥ずかしいこと
第一に神への感謝を思い出し
この試練を通してわたしたちが成長するように
祈って知恵を与えられ
すべてを神にゆだねて平安を得ることが大切です

「あなたがたをキリストにある永遠の栄光に招き入れて下さったあふるる恵みの神は
しばらくの苦しみの後、あなたがたをいやし、強め、力づけ
不動のものとして下さるであろう」
(ペテロの第一の手紙5章10節)


たとえ信仰歴が何十年であろうとも
自分のことがわからないままでは成長がありません
わたしたちはみな病んだところ、弱いところを持っていて
それが何であるかを知り
やがて、癒され、強められるために
色々な試練がやってきます

試練は辛く厳しいものですが
同時に神よりの大きな助けもあるので
押しつぶされてダメになってしまうことはありません
試練から逃げようとするのではなく
そこを神の助けを得て進む経験を積むことで
わたしたちはやがて強くなり
神への信頼もゆるぎないものとなっていくのです
これが
本当の意味での「従う」ということです

どんな人も年をとり
やがて身体も弱っていく現実から逃れることはできません
現実は逃れることよりも受け入れることが大切で
わたしたちは常に潔くあることが求められます
ところが、自分を高くしていると潔くはなれない
所詮、自分はこの程度の者とわきまえ
かといって、卑屈になるのではなく
神はそれぞれにちょうど良い人生を与えてくださっているのだと
試練のたびに自分の現実を向き合いながら
神に希望をおいて潔く進んでいくと
たちまちは辛くても
後に、神の救いがいかなるものかを教えられるでしょう

神はわたしたちを
”神の民”として常に盛り立てようとしてくださっています
その希望を心に保ち
新しい週も勇気をもって踏み出していきましょう




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