今週のみことば


7月24日


「あなたがたのよく知っているとおり
あなたがたが先祖伝来の空疎な生活からあがない出されたのは
銀や金のような朽ちる物によったのではなく
きずも、しみもない小羊のようなキリストの尊い血によったのである
キリストは、天地が造られる前から、あらかじめ知られていたのであるが
この終りの時に至って、あなたがたのために現れたのである
あなたがたは、このキリストによって
彼を死人の中からよみがえらせて栄光をお与えになった神を
信じる者となったのであり
したがって、あなたがたの信仰と望みは神にかかっているのである」
(ペテロの第一の手紙1章18-21節)


”きずも、しみもない小羊のようなキリストの尊い血”による洗礼を受け
”救われた”わたしたちは
この世の空しい生き方から離れ
神を信じ、神に希望をおいて生きる者とされました

”救われた”という言葉には
単に洗礼を受ける行為のみならず
各人が日々の戦い(試練)に勝利する意味が含まれています
そして、その日々の戦いもまた
”銀や金のような朽ちる物”によらず
神が助けてくださるという希望の上に
それぞれが与えられた使命を果たしていく時
さまざまな思いがけない展開が起きてきて
本当に神が生きて働いてくださることを確信するのでした

その”思いがけない展開”とは、まさに想像外のことですから
自分が願った道とは異なっている場合も多いことでしょう
当教会の初代牧師は
救われてから何十年と祈ってきても
身体の不自由な現実は変わることはありませんでした
では祈りはきかれなかったのでしょうか?
いいえ、そうではありません
抱えている問題そのものは変わらなくても
そこには神よりの平安がありましたから
他人が思うほど大変ではなかったというのです

”神の導き”がどこにあるのか
人は知りたいと思うものですが
そのために重要なのは”神の前に最善を尽くすこと”です
各人の生活においても仕事においても
あるいは信仰生活(教会生活)についても
それぞれの立場で何が最善なのかは異なるものの
いずれにしても、いい加減にだらだら流されてしまえばきりがなく
どこかで歯止めをかけなくてはダメになってしまいます

そんな人の心の弱さをご存知の神は
最善を尽くそうとする人の心もまたご存知ですから
神の前に素直に正直になって
失敗を恐れず
それぞれ成すべきことを一生懸命やっていきましょう

「われらは主の聖なるみ名に信頼するがゆえに
われらの心は主にあって喜ぶ
主よ、われらが待ち望むように
あなたのいつくしみをわれらの上にたれてください」
(詩篇33篇21-22節)


「主の恵みふかきことを味わい知れ
主に寄り頼む人はさいわいである
主の聖徒よ、主を恐れよ
主を恐れる者には乏しいことがないからである
若きししは乏しくなって飢えることがある
しかし主を求める者は良き物に欠けることはない」
(詩篇34篇8-9節)


神を信頼し寄り頼む人には必ず助けがあります
どんな時にも希望を失うことなく、信仰にたって
前を向いて進んでいきたいものです




<目次