今週のみことば


9月4日


「神は『光あれ』と言われた
すると光があった
神はその光を見て、良しとされた
神はその光とやみとを分けられた
神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた
夕となり、また朝となった
第一日である」
(創世記1章3-5節)


天地創造の第一日目
光と闇が作られ、昼と夜と名づけられました
これ以降6日目まで創造作業は続き
神はひとつひとつ造られたものを良しとされます

わたしたちの感覚では
一日は普通、朝から夕へと向かうわけですが
神の一日は夕から朝へと向かっています
信仰をもって聖書を読まない人にとっては
それだけでもおかしいと感じるかもしれません
しかし、聖書に記されているのは神の御言葉
決して間違っているわけではないのです

わたしたちの人生にはさまざまなことがあり
その中には辛い試練もあるでしょう
思うように行かなければつい自暴自棄になったり
ただ酒に酔って一時的に憂さを晴らすなど
空しい行為に走ってしまうかもしれません
しかし
ヤケになったからといって
それで何かが生まれるわけではなく
一時的な憂さ晴らしでは何も変わっていかないのです

辛い目に会うと
つい、神さまなんかいないと思ってしまうかもしれませんが
それでも、今までのことを思い返しながら
わたしたちを守ってくださる方があるとわかったなら
無茶な行動は制御され
冷静に問題解決の方向へと歩き出すことができるのです

目の前の道は神さまが用意されたもので
それを良しとされたものですから
はじめは暗く不安な道かもしれませんが
そこを祈りと共に通り過ぎていく時
一日が夕から朝へと向かうように
必ず事態は好転していくでしょう

創世記11章には『バベルの塔』の話が出てきます
人々が神のご計画をないがしろにし
自分たちの考えで勝手に建築を始めたことで
神は人々の間の言語を乱して言葉が通じないようにされました

神のご計画には意味があっても
その御心を理解しようとしないなら
人の中にはいよいよ乱れが生じ
すでに幸せであってもそれがわからなくなったり
正しいことも判別できなくなったりするでしょう

「神はあなたがたにあらゆる恵みを豊かに与え
あなたがたを常にすべてのことに満ち足らせ
すべての良いわざに富ませる力のあるかたなのである」
(コリント人への第二の手紙9章8節)


「われらの主は大いなる神
力も豊かであって、その知恵ははかりがたい」
(詩篇147篇5節)


わたしたちは各々神のご計画のままに様々な道を通らされますが
神は必ずその道を良い方向へ向かわせて下さるのは確かです
自ら絶望して結論を出すことなく
闇の次には必ず朝が来ると信じて
希望を持って進んでいきたいものです

暑い日が続いていますので
体調も守られますようにと祈りつつ
新しい一週間へと踏み出していきましょう



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