今週のみことば
9月11日
「ギレアデのテシベに住むテシベ人エリヤはアハブに言った
『わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられます
わたしの言葉のないうちは、数年雨も露もないでしょう』
主の言葉がエリヤに臨んだ
『ここを去って東におもむき
ヨルダンの東にあるケリテ川のほとりに身を隠しなさい
そしてその川の水を飲みなさい
わたしはからすに命じて、そこであなたを養わせよう』
エリヤは行って、主の言葉のとおりにした
すなわち行って
ヨルダンの東にあるケリテ川のほとりに住んだ
すると、からすが朝ごとに彼の所にパンと肉を運び
また夕ごとにパンと肉を運んできた
しかし国に雨がなかったので、しばらくしてその川はかれた」
(列王紀上17章1-7節)
イスラエルの王アハブは王妃イゼベルの持ち込んだ偶像を受け入れ
イスラエルの神に背を向けバアルの神を配していました
そのため神よりの言葉を受けたエリヤはアハブに対し
これから雨が降らなくなることを予言します
それからエリヤ自身は
神の言葉に従ってケリテ川のほとりに移り住むわけですが
そこではカラスが食べ物を運んできて彼を養い
川の水を飲んで過ごすことができたのでした
すべては神の言葉どおりになったのです
しかし、その後雨が降らなかったので川はかれてしまった
それからが次なる神のご計画の始まりです
神はエリヤにザレパテへ行くように命じました
そこでやもめ女に彼を養わせるというのです
エリヤは神の言葉に従いザレパテに移り住みました
そこで出会ったやもめ女はたきぎを拾っていました
エリヤは彼女に水とパンをくれるように頼んだ時
彼女は、自分にはわずかの粉と油しかなく
これからそれでパンを焼き
子どもと食べて死のうとしているのだと告げますが
それでもエリヤは彼女にパンを求めます
それは神よりの命令なのですから
そして彼女はその言葉に従い
『主が雨を地のおもてに降らす日まで
かめの粉は尽きず、びんの油は絶えない』との
神の言葉がそこに成就するのでした
雨が降らないことでやがてケリテ川はかれ
国にはききんが起こりましたが
そうなることで、ここに神の奇跡が行われた
川の水がかれることで次の神の業につながることを
ここを通して教えられます
困難の中にあるとき
わたしたちはただうちしひがれるのではなく
いよいよ神の前に出て
希望という心燃える材料をさがしていけるでしょうか
ザレパテの女は
窮地に追い込まれたとき
神の言葉に従う道を選びました
こうして困難から救い出された彼女を
再び試練が襲います
今度は子どもが死んでしまった
『神の人よ、あなたはわたしに何の恨みがあるのですか』
試練に耐えかねた彼女はエリヤに詰め寄りますが
エリヤは子どものために神に祈りました
すると子どもは生き返り、彼女は言うのです
『今わたしはあなたが神の人であることと
あなたの口にある主の言葉が真実であることを知りました』
ここに神という絶対の存在をつかんだ彼女は
その後も絶対の存在に従って歩んだことでしょう
わたしたちがその本心を明らかにし
心から訴える時
その訴えを理解してくださる方が
神の他にあるでしょうか
そして、わたしたち信仰者であっても
上辺ではなく本当に心から神を信頼できるでしょうか
エリヤがケリテ川のほとりに移り住む時
神は「カラスに命じてあなたを養う」と告げただけで
具体的にどのようなことがなされるかまではわからないままでした
それと同様に
ザレパテの女もまたエリヤかやパンを求められたとき
「粉も油も尽きることがないから」との神の言葉を信じて
それに従いました
人生は何が起こるかわかりません
ですから、神に祈り「絶対」を手にしていくことが大切なのです
「絶対」は神にしかないこと
人は何かあるとそれを自分の手柄にしたがるものですが
わたしがこうしたから事が上手くいったというのではなく
事が上手く運ぶようにさせてくださった神に感謝していきましょう
神の前には自分を格好良く見せる必要はありません
どうぞ正直な歩みをする信仰生活でありますように
心がけていきたいものです
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