今週のみことば


3月19日


「ただ強く、また雄々しくあって
わたしのしもべモーセがあなたに命じた律法をことごとく守って行い
これを離れて右にも左にも曲がってはならない
それはすべてあなたが行くところで、勝利を得るためである
この律法の書をあなたの口から離すことなく
昼も夜もそれを思い
そのうちに記されていることを、ことごとく守って行わなければならない
そうするならば、あなたの道は栄え
あなたは勝利を得るであろう
わたしはあなたに命じたではないか
強く、また雄々しくあれ
あなたがどこへ行くにも
あなたの神、主が共におられるゆえ
恐れてはならない、おののいてはならない」
(ヨシュア記1章7-9節)

モーセの死後、その後を継いだヨシュアに神は言われました
これからヨルダン川を渡り、いよいよ約束カナンに地に入っていくに当り
そこでどんな戦いが待っていようとも
神がついているのだから恐れることなく進め
そして
神の戒めを決して忘れることなく心に留め、守っていけば
行く先々で勝利が待っていると

ヨシュア記にはカナンの地における戦いと勝利の記録があり
そのたびに
神に従う人は幸いを受け、反する人は災いに陥ることが記されています
聖書をただの読み物として読む人の中には
ヨシュアのことを策略家だという人もあるようですが
策略家というのは
”こうしておいたら得だろう”と自分で考える人のことであり
それは信仰者の生き方とは異なっています
ヨシュアはただ信仰をもって神の言葉に従ったのみで
神の知恵をもって進んでいった指導者だったのです

本当に聖書を知ろうとするならば
自分で勝手にあれこれ考えないことが大切です
今はよくわからないことであっても
聖書に書いてあるのだから良しとする
人知をもって神を語ってはなりません
ヨシュアが神よりの知恵を与えられて戦いを勝ち進んだように
わたしたちは今、聖霊によって導かれ
各々の人生に必要な知恵を与えられていきます

自分の明日が将来がどうなっていくのか
誰もが不安に思うものですが
死より恐るべきことは希望を失うこと
そして、絶望を希望に向かわせるのは信仰です
希望の持てない状況でもなお神に寄り頼むところに
道は必ず開けていくのです

「聞く耳と、見る目とは
ともに主が造られたものである
眠りを愛してはならない
そうすれば貧しくなる
目を開け
そうすればパンに飽くことができる」
(箴言20章12-13節)


人の耳は神の言葉を聞き、目は神からの正しいものを見るようにと
神によって造られています
しっかり目を覚まして神の言葉に耳を傾け
その言葉に従って生きるならば
貧しくなることはありません

クリスチャンとして救われた者の歩みは
その前もその後も、生活そのものには特に変化はないかもしれませんが
ただ闇雲に不安に陥ったり、混乱していらだったりというようなことがないように
神の言葉は心に平安を与え
愚かな行動に走らないようにしてくださるのです

だからこそわたしたちは日ごろから聖書のみことばに親しみ
いざという時も恐れず、心を強くして進んでいきたいものです
脳は知識の入れ物で
必要な時に引き出しをあけて知識を取り出し役立てるように
みことばも心に蓄えておいて
それを生きる力、糧としていくのです

「十字架の言葉は、滅び行く者には愚かであるが
救いにあずかるわたしたちには、神の力である」
(コリント人への第一の手紙1章18節)


人生には迷うことも色々ありますが
神により知恵を与えられ、潔く決断し
心を切り替えて踏み出していきましょう

大きな不安の中にある今こそ
いよいよ聖書をもって希望を与えられ
ひとりひとりに幸いな道が開かれていきますように




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