今週のみことば


4月28日


「テオピロよ、わたしは先に第一巻を著して
イエスが行い、また教えはじめてから、お選びになった使徒たちに
聖霊によって命じた後、天に上げられた日までのことを、ことごとくしるした
イエスは苦難を受けたのち
自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し
四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた
そして食事を共にしているとき、彼らにお命じになった
『エルサレムから離れないで
かねてわたしから聞いていた父の約束を待っているがよい
すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが
あなたがたは間もなく聖霊によって、バプテスマを授けられるであろう』」
(使徒行伝1章1-5節)

復活から40日の間
イエスは弟子たちに何度も現れて神の国について語られたのち
エルサレムで”父の約束=聖霊降臨”を待つようにと命じました

聖霊については
ヨハネによる福音書14章に記されています
「わたしは父にお願いしよう
そうすれば、父は別に助け主を送って
いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう
それは真理の御霊である」(16-17節)
「助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は
あなたがたにすべてのことを教え
またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起こさせるであろう」(26節)


”別の助け主”とは
誰か別の人がやってくるのではありません
真理とは神のこと
そして
”真理の御霊”とは神の聖霊、つまり神そのものですから
わたしたちにとって最高の助け主となって
迷いの中から正しい道へと導いてくださるのです

イエスの弟子たちは聖霊を受けたのち
知恵と力と勇気を与えられて
”イエスが神であること”を伝えて回りました

「ピリポが神の国とイエス・キリストの名について宣べ伝えるに及んで
男も女も信じて、ぞくぞくとバプテスマを受けた」
(使徒行伝8章12節)


この伝道活動の間には素直に受け入れる人も多くいる一方で
強い迫害もありましたが
弟子たちは果敢に”神の国とイエス・キリストの名について”宣べ伝えていきます

「パウロは例によって、その会堂にはいって行って
三つの安息日にわたり、聖書に基いて彼らと論じ
キリストは必ず苦難を受け、そして死人の中からよみがえるべきこと
また『わたしがあなたがたに伝えているイエスこそは、キリストである』とのことを
説明もし、論証もした」
(使徒行伝17章2-3節)


「彼はイエスがキリストであることを
聖書に基いて示し
公然と、ユダヤ人たちを激しい語調で論破したからである」
(使徒行伝18章28節)


これらのみことばに記されているように
弟子たちはそれぞれイエスについて”聖書に基いて”語っています
イエスがキリスト(救い主)であることも
その死も復活も
また、神であるイエスを人々が信じようとしないことも
すべて聖書に記されていることなのです

「そこで、日を定めて、大ぜいの人が、パウロの宿につめかけてきたので
朝から晩まで、パウロは語り続け、神の国のことをあかしし
またモーセの律法や預言者の書を引いて
イエスについて彼らの説得につとめた
ある者はパウロの言うことを受けいれ、ある者は信じようともしなかった
互いに意見が合わなくて、みんなの者が帰ろうとしていた時
パウロはひとこと述べて言った
『聖霊はよくも預言者イザヤによって、あなたがたの先祖に語ったものである
”この民に行って言え
あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らない
見るには見るが、決して認めない
この民の心は鈍くなり、その耳は聞こえにくく、その目は閉じている
それは、彼らが目で見ず、耳で聞かず、心で悟らず
悔い改めて、いやされることがないためである”』」
(使徒行伝28章23-27節)


「神はあらゆる預言者の口をとおして
キリストの受難を予告しておられたが
それをこのように成就なさったのである
だから、自分の罪をぬぐい去っていただくために
悔い改めて本心にかえりなさい」
(使徒行伝3章18-19節)


”本心”とは
”本来あるべき正しい心=良心”つまりは”神の心”です
イエスがキリストであることを信じ
その救い(聖霊と洗礼のバプテスマ)を受け
神の心に習う者として
それぞれが成長していく
真の神に心が向くことも
自分の歩みを神に似る者として正そうとすることも
みな悔い改めです

自分のことは案外自分が一番わかっていないもの
聖霊を内にいただき
導いてもらわなければ
どこに迷い込んでしまうかわかりません

幸いな人生を送るためには
正しい導きが必要であり
そのために聖書があり、教会があるのです

人間においても
つきあってみればその人の本当の姿がわかるように
真の神を知り、その救いを受け
共に歩んで行く時に
この神がどのような方であるかがわかります

求める人すべてに救いを与え
その人生を幸いへと導いてくださる神を信じ
たとえ試練の中にあっても
神よりの平安と喜びのある日々を歩んで行きましょう



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