今週のみことば


11月2日


「そういうわけで、これらの事を耳にして以来
わたしたちも絶えずあなたがたのために祈り求めているのは
あなたがたがあらゆる霊的な知恵と力と理解力とを持って、神の御旨を深く知り
主のみこころにかなった生活をして真に主を喜ばせ
あらゆる良いわざを行って実を結び
神を知る知識をいよいよ増し加えるに至ることである」
(コロサイ人へ手の手紙1章9-10節)

コロサイの教会の人々が
キリストによる救いを受け、その教えに従って歩み
聖霊の導きによる愛のある生活をしている事を聞いたパウロは
それをとても喜んで手紙を書いています

この様子を耳にして以来
パウロの願いは
彼らがいよいよ神の御旨を知り
神を喜ばせることの意味を悟り
それを実際に行って良い実を結ぶように成長することでした
そして、その良い実をもって神の証とし
更に信仰を深めて、もっと神の本質を知っていくことを求めています

神の御旨(ご計画)が何であるのか知るためには
まずは救いを受けて
神そのものである聖霊を自分の内側に持つことが重要ですが
その後は更にみことばを中心とした歩みをなし
神を喜ばせる道を模索していきます

人には色んな考え方があり、様々な言い伝えもある中で
本当に正しいことは聖書に記されており
神がどのような方であるのかについても
ヨハネによる福音書14章において”父なる神”についてたずねるピリポに対して
「わたし(イエス)を見た者は父を見たのである」との答えが
更に10章30節においては
「わたしと父とは一つである」と記されているように
”イエス=神”であるとの事実は聖書によって証明されています

どんなに自分の考えが正しいと思っても
聖書に書かれている事は否定のしようはなく
自分の進むべき道を自分で決めて頑張ってみても
それが神の御旨の道でなければ、やがて行き詰ってしまうものです

だからこそ信仰者に求められるのは
神の御旨を正しく知ることであり
そのために必要なのは自分の心(考え方)を変える努力をすることです

「あなたがたは、この世と妥協してはならない
むしろ、心を新たにすることによって、造りかえられ
何が神の御旨であるか
何が善であって、神に喜ばれ、かつ全きことであるかを
わきまえ知るべきである」
(ローマ人への手紙12章2節)


世の中では、自分の欲や虚栄心を満たすことが主流であり
偶像のしきたりや縁起などに惑わされていく人も少なくありません
その世の中の風潮に巻き込まれていくのか
それともイエスによる救いを受けて心が変わっていくのかによって
人の歩みも変わります

実際、人の生き方も歩み方もみなそれぞれ違っているので
誰か他の人を見習おうと思っても、見本になる人もなく
結局ひとりひとりが人生の土台を神に置くという基本を持ち
神に喜ばれる”良心的な歩み”を心がけていくことが大切になるのです

救いを受けたからといって自然に心が変わるものでもありませんから
イエスの歩みに習うための努力が必要で
それは自分に与えられた使命(仕事や務め)を
良心的に忠実に果たしていくという地味なものですが
そうすることによって
カナの婚礼で水がぶどう酒に変えられていったように
わたしたちにとって必要なものは必ず補われていくという
神の恵みを体験できるわけです

「そこで、あなたがたの歩きかたによく注意して
賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩き
今の時を生かして用いなさい
今は悪い時代なのである
だから、愚かな者にならないで
主の御旨がなんであるかを悟りなさい」
(エペソ人への手紙5章15-17節)


神がわたしたちに求めておられるのは
栄光を神に帰す生き方です
自分が輝くのではなく、神ご自身が輝き
その輝きによってわたしたちも光を反映していくということ

教会に熱心に通うとか、何かするとか
そういうことを誇りとするのではなく
聖書のみことばから何を教えられ、どう従っていくのか
その心を変えていく歩みこそ重要です

神が選んで下さった一人一人にふさわしい道を歩んでいれば
そこにちょうど良い実(結果)が生ります
それによって本物の感謝を知り
いよいよ良い実を結ぶために
良心的な歩みを心がけて行きましょう



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