今週のみことば


1月12日


「もしキリストがよみがえらなかったとすれば
あなたがたの信仰は空虚なものとなり
あなたがたは、いまなお罪の中にいることになろう
そうだとすると、キリストにあって眠った者たちは、滅んでしまったのである
もしわたしたちが、この世の生活で
キリストにあって単なる望みをいだいているだけだとすれば
わたしたちは、すべての人の中で最もあわれむべき存在となる」
(コリント人への第一の手紙15章17-19節)


キリストが死人の中からよみがえったことを宣べ伝えられながらも
死人の復活などはないとの説で惑わされているコリント人に対して
パウロは改めて聖書に基づく教えを伝えました

キリストが万民の罪のために死に、葬られ
三日目によみがえったこと
そして、12弟子をはじめ、500人以上の兄弟たちに現れ
すべての使徒たちに現れ
最後には、かつて神の教会を迫害したパウロ自身にまで現れたこと
かつての自分を恥じたパウロは
その与えられた恵みの大きさに報いたく願い
とにかくこうして皆に正しい福音を伝えているのだと力説します

キリストのよみがえりを信じないのは
洗礼と聖霊のバプテスマによって万民が救われる福音も信じないということであり
それが本当であるならば
こうして今、神に望みをいだいているわたしたちの信仰生活は
何と空しく、あわれなものでしょうか
しかし
キリストのよみがえりは真実で
最初の人アダムによって死が入ってきたように
今度はキリストにあってすべての人が生かされる道が開かれたのだと
20節からは記されています

そして、イエスの名によるバプテスマを受け
聖書に習い、神の導きに従って歩もうとする者は
どんな状況にあっても必ず幸いへと導かれると信じ
何が起きても神に望みを抱いて祈り
そこに成ってくる業を見ていよいよ感謝して生きていくことができるのです

「しかしわたしたちは、この宝を土の器の中に持っている
その測り知れない力は神のものであって
わたしたちから出たものでないことが、あらわれるためである
わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない
途方にくれても行き詰らない
迫害にあっても見捨てられない
倒されても滅びない
いつもイエスの死をこの身に負うている
それはまた、イエスのいのちが、この身に現れるためである」
(コリント人への第二の手紙4章7-10節)


人はみな、崩れそうな土の器ですが
その中に聖霊(=神)が宿って下さることで
この身は宝を得た者となりました
わたしたちに力はなくとも、この宝である聖霊は生きて働き
知恵となり力となって
そこに神の証を与えて下さいます
そして
この神の証によってわたしたちはいよいよ信じ
どんな時にもダメになってしまわないように
希望を持ち続けることができる者とされました
それは
イエスの死によって与えられた救いを受けたからであり
イエスによって生かされている証拠が
自分の身の上に成ってくるからです

今、苦しいところ、悲しいところを通されている人も
神に希望を置き、各々の進むべき道に歩んでいれば
必ずそこに道は開かれていきます
そして
例え自分の願った道とは異なっていても
神の開いて下さった道を感謝して歩む人は幸いです
その先へと更に道は続いていて
どのような展開があるのか人は知りません
だからこそ信仰をもって希望を持って歩む時
やがて神のご計画がどのようなものであったかが明らかになっていくでしょう

決して自分の頑張りではなく
この信仰を大切にし
希望をもって新しい週に踏み出していきましょう



<目次