今週のみことば
11月23日
「更にまた祈るのは、あなたがたが
神の栄光の勢いにしたがって賜るすべての力によって強くされ
何事も喜んで耐えかつ忍び
光のうちにある聖徒たちの特権にあずかるに足る者とならせて下さった父なる神に
感謝することである」
(コロサイ人へ手の手紙1章11-12節)
イエスの十字架による救い(洗礼と聖霊)を受けたクリスチャンが
その後どのように成長していくことが求められているのか
それについてパウロは祈ります
”神の栄光の勢いにしたがって賜るすべての力によって強くされ”
ということについては
エペソ人への手紙3章16節にも
「どうか父が、その栄光の富にしたがい、御霊により
力をもってあなたがたの内なる人を強くして下さるように」
と記されていますが
ここに言う「内なる人」とは
人間の本来持っている”神を信じる心”を指し
その信仰心が正しい方向に成長して強められ
信仰ゆえにどんな困難にも打ち勝ち
なおかつ愛に根ざした歩みができる人に成長することが求められているのです
ところが、人間の内側には
真の神を求める信仰心とは別に
神とは別のもの(偶像や世の中の間違った価値観)を求める面があり
そちらに惑わされていくと
何が正しいことなのかもわからなくなってしまいます
サタンは、聖書の教える真の神から人心を離そうとし
働かない神(偶像)を信じさせようとしてきますから
そのようなものを捨てて行かなくてはなりません
しかし、人の心は弱いので
自分の力で自分を変えることも救うこともできませんから
そこには神の救いが必要です
「神は、わたしたちを闇の力から救い出して
その愛する御子の支配下に移して下さった
わたしたちはこの御子によってあがない
すなわち、罪のゆるしを受けているのである」
(コロサイ人へ手の手紙1章13-14節)
では、ここに言う「御子(イエス)」とはどのような方なのでしょうか
「御子は、見えない神のかたちであって
すべての造られたものに先だって生れたかたである
万物は、天にあるものも地にあるものも
見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も
みな御子にあって造られたからである
これらいっさいのものは、御子によって造られ
御子のために造られたのである
彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている
そして自らは、そのからだなる教会のかしらである
彼は初めの者であり、死人の中から最初に生まれたかたである
それは、ご自身がすべてのことにおいて第一の者となるためである」
(コロサイ人へ手の手紙1章15-18節)
ここを読むと
御子イエス=天地創造の唯一の神であることがはっきりわかります
更には
この世のすべてはイエスによって、イエスのために造られたこと
すなわちすべての支配権も決定権もイエスに属するのだということを
わたしたちはしっかり認識する必要があります
コリント人への第二の手紙3章5節においてパウロが
「自分自身で事を定める力が自分にある、と言うのではない
わたしたちのこうした力は神からきている」
と語っているように
すべての事を定めるのは神ご自身
そして、神の定めを受け入れるのが「従う」ということです
しかし
人はみな自分に都合よく世の中が動いてくれることを望みますから
そこには当然「すれ違いによるまさつ」が生じます
どうあることが正しいのかは神が定めることであっても
人はそうは思わないからこそ常に意見の食い違いが生じるわけですが
圧倒的な神の力とその大きさを知る時には
神の中に本当の正しさの基準を求めることが当然と思えるでしょう
自分の思いや主張をごり押しするよりも
神のご計画がどこにあるのかを知ろうとする(従う)ところに
正しい道は開けていきます
「人の心には多くの計画がある
しかしただ主の、み旨だけが堅く立つ」
(箴言19章21節)
神の本当の姿を正しく認識し
その万能の力に支えられていることに日々感謝する
こうして「内なる人(信仰心)」を強くしていくために聖霊の働きは必須です
また
十字架の血にあずかる洗礼によって人は神と和解し
天国を継ぐ者としての幸いが与えられている事は
本当に有難いことです
「神は、御旨によって、御子のうちに」すべての満ちみちた徳を宿らせ
そして、その十字架の血によって平和をつくり
万物、すなわち、地にある者、天にある者を、ことごとく
彼によってご自分と和解させて下さったのである
あなたがたも、かつては悪い行いをして神から離れ
心の中で神に敵対していた
しかし今では、御子はその肉の体により、その死をとおして、あなたがたを神と和解させ
あなたがたを聖なる、傷のない、責められるところのない者として
みまえに立たせて下さったのである
ただし、あなたがたは、ゆるぐことがなく、しっかりと信仰に踏みとどまり
すでに聞いている福音の望みから移り行くことのないようにすべきである
この福音は、天の下にあるすべての造られたものに対して宣べ伝えられたものであって
それにこのパウロが奉仕しているのである」
(コロサイ人への手紙1章19-23節)
機械ものは潤滑油が蒸発すると動きが悪くなるので
定期的にメンテナンスを必要とします
わたしたちの人生も
色んな人との心のすり合わせの連続で
そこに潤滑油の存在がなければ常にまさつが生じることでしょう
メンテナンス時に用いられるオイルは
機械の性能を最大限に引き出すものがふさわしく
汚れを落とし、異常を調整することで
機械は再び役に立つようになります
世の中には色んな考えや主張がありますが
その中で穏やかにかつ正しく歩んでいくために
必要なのは神の知恵と力です
真の神によって導かれていく時には
その人の持つ個性が活かされ、用いられ
事は驚くほどスムーズに進み、問題は解決し
そこに神の栄光を見ることができる
そんな幸いを体験したなら、どんな時も
”ゆるぐことがなく、しっかりと信仰に踏みとどまり”
決して感謝を忘れないことです
「神の恵みによって
わたしは今日あるを得ているのである」
(コリント人への第一の手紙15章10節)
その人の考え方は、その人の歩みに現れてきます
人に完全はありませんが
神の導きによって各々が神の定めた正しい方向へと歩んでいくなら
そこには平和が満ちていくでしょう
その平和は多くの人を活かすものです
神が定めたことの中には人の都合の悪いこともあるかもしれませんが
そこはおゆだねしていけるように
自分自身の心も変えられていく事が大切です
そして、神にすべてをおゆだねしていくためには
神がどのような方であるかを知らなくては始まりません
今回のみことばは
神の大きさを認識するためによく覚えておいていただきたい所です
<目次