今週のみことば
12月28日
「兄弟たちよ、あなたがた自身が知っているとおり
わたしたちがあなたがたの所に入って行ったことは、むだではなかった
それどころか、あなたがたが知っているように
わたしたちは、先にピリピで苦しめられ、はずかしめられたにもかかわらず
わたしたちの神に勇気を与えられて
激しい苦闘のうちに神の福音をあなたがたに語ったのである
いったい、わたしたちの宣教は、迷いや汚れた心から出たものでもなく
だましごとでもない
かえって、わたしたちは神の信任を受けて福音を託されたので
人間に喜ばれるためではなく
わたしたちの心を見分ける神に喜ばれるように、福音を語るのである」
(テサロニケ人への第一の手紙2章1-4節)
この福音は、神から託されたものであり
迷いや汚れ(不純な動機)から出たものではなく
だましごとでもありません
だからこそパウロたちは
どのような苦境にあっても
この福音をゆだねて下さる神によって勇気を与えられ
神の福音を間違いなく伝えようと奮闘したのでした
そして今、わたしたちもこの同じ福音にあずかり
これが本当に神から出たものであることを証するために
各々おかれた所で、困難の中にも希望を見いだして生きています
神は心の中を見られる方ですから
人に見せるための格好の信仰ではなく
ひとりひとりの心の中に平和があることを喜ばれます
神は常に愛をもって人を満たして下さいますが
人間は心にもないお世辞を言って喜ばせようとすることもあり
そこに愛があるかどうかはわかりません
人間の中には自己本位な弱い自分がいて
洗礼と聖霊による救いを受けていても
なおその肉の弱さは残ります
もし人を喜ばせることのみ考えるとすれば
自分という人間を喜ばせるために人を犠牲にすることもあるでしょう
これがトラブルにつながっていくのです
では、どうすればひとりひとりの中に平和があるのでしょうか
以下は、2013年の年頭のみことばです
「しかし、神のゆるがない土台はすえられていて」
(テモテ後書2章19節)
「そして、この土台はイエス・キリストである」
(コリント前書3章11節)
わたしたちが平和に生きるために必要なのは
キリストを土台とした生き方を身につけることであると
今年一年繰り返し語ってきました
そして
今年一年、みなさんの心の中はどうだったのでしょうか
色んな波風は立ったとしても
祈りによって平和に歩めたでしょうか
どんなに苦しい時も困った時も
キリストにあって前進しようとすること
それが、わたしたちの心の中に平和をもたらす秘訣です
常に希望をもって
置かれたところで自分の使命を全うする
いつも楽なところや華やかなところを歩めるわけではないにしても
”神に導かれるところ”で努力することは必ず報われる
この安心感がわたしたちの心に平安を与えてくれるのです
しかし
努力すればすべてが思い通りに上手くいくわけではありません
実際に、世の中には努力が報われないことがたくさんあります
神の報いがあるのは
自分の進む道が”神に導かれている道”である事が前提ですから
そこを見定めていくためにも
神に喜ばれるとはどういうことなのかを知り
実際にそのように歩んで、神の働きを体験する必要があります
不安な時こそ神を思い出し
その限りない愛と助けを信じることで平安を与えられ
心穏やかに過ごしていくことができますように
また
穏やかな日々への感謝を忘れることなく
その穏やかさを自然と周りに伝えて
そこに本当の平和が広がっていきますようにと祈りつつ
2013年を締めくくりたいと思います
<目次