今週のみことば


7月6日


「どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の父が
知恵と啓示との霊をあなたがたに賜って神を認めさせ
あなたがたの心の目を明らかにして下さるように
そして、あなたがたが神に召されていだいている望みがどんなものであるか
聖徒たちがつぐべき神の国がいかに栄光に富んだものであるか
また、神の力強い活動によって働く力が
わたしたち信じる者にとっていかに絶大なものであるかを
あなたがたが知るに至るように、と祈っている
神はその力をキリストのうちに働かせて、彼を死人の中からよみがえらせ
天上においてご自分の右に座せしめ
彼を、すべての支配、権威、権力、権勢の上におき
また、この世ばかりでなくきたるべき世においても唱えられる
あらゆる名の上におかれたのである
そして、万物をキリストの足の下に従わせ
彼を万物の上にかしらとして教会に与えられた
この教会は、キリストのからだであって
すべてのものを、すべてのもののうちに満たしているかたが
満ちみちているものに、ほかならない」
(エペソ人への手紙1章17-23節)


ここにおいて、パウロは
キリストと教会の関係について言及しています
万物の創造主であるキリストは
すべてのものを支配し、すべてのものの上に置かれた「かしら」
そして教会はキリストの「からだ」であり
「かしら」の向く方向へ「からだ」は従っていくのです

キリストの「からだ」である教会には、すべてのものが備わっていて
洗礼と聖霊を受けてキリストのものとなったクリスチャンは
教会において、神の絶大なる力と権威を教えられ
神に召されたものが受け継ぐ恵みの大きさを知らされるわけですが
こうして神がどういう方であるかを知るに至るには
まず聖霊によって「心の目」が明らかにされることが必須です

「『闇の中から光が照りいでよ』と仰せになった神は
キリストの顔に輝く神の栄光の知識を明らかにするために
わたしたちの心を照らして下さったのである」
(コリント人への第二の手紙4章6節)

「それは、彼らの目を開き、彼らをやみから光へ
悪魔の支配から神のみもとへ帰らせ
また、彼らが罪のゆるしを得、わたしを信じる信仰によって
聖別された人々に加わるためである」
(使徒行伝26章18節)


「心の目(=霊の目)」を開くには、悔い改めが必要であり
まず”キリストのものとなる”のが第一歩です
救われれば、サタンの権威から神の側に立ちかえり
罪のゆるしを得ることができますから
その上で
「かしら」であるキリストに従う「からだ」としての歩みを
教会において教えられるのです

おのおの抱えている諸問題を神にゆだね祈っていく時
「肉の目」をとおして見える神の奇跡も体験するでしょう
しかし
例えば、病気が癒されたらその後どうするのでしょうか
もしこの奇跡を「心の目」によって認識するなら
次には、神を崇めて従う道が見えてくるはずです
「肉の目」は単に自分の都合が優先ですが
「心の目」が明らかになれば
すべてのことを司る神、すべての問題に対して働く神
すべてのものを満たしている神が生きて働く教会にあって
いよいよ神を知ることを求め、崇め、感謝して生きる道を選ぶことは
ごく自然の事と言えるでしょう
その教会で、神と共に生きて、心がいよいよ成長する
それが求められているのです

では”心が成長する”とはどういうことなのでしょうか

「また人知をはるかに越えたキリストの愛を知って
神に満ちているものすべてをもって、あなたがたが満たされるように、と祈る」
(エペソ人への手紙3章19節)


今までも何度も
”キリストの心を心とした歩み”を教えられてきましたが
それは簡単にいえば”愛を知り、その愛を基とした歩み”です

わたしたちの人生には、”心に痛みを覚える事”が多く
諸問題や悩みは尽きません
しかし
そういった様々な痛みをも
神にあれば取り去られていくというのです

人間は愚かなので
どうしても間違いや落ち度があり
人に言えない秘密も抱えているものです
現状がどのように動いていくのかは人にはわからなくても
「かしら」であるキリストを信じ
その導きに従う歩みを選ぶ人は
人の想像を超えた神の心づかいを見せられ
神の計り知ることのできない愛を教えられます

失敗したと思うことも
愛をもって、憐れみをもっておおってくださる神の
その限りない愛に支えられているからこそ
わたしたちも愛に根ざした生き方を習っていくべきなのです

邪心をもってすることは
やがて己に帰ってくるものではあっても
かといって、「因果応報」という意味ではありません
たとえ間違いを犯しても
神は人の弱さをご存じですから
その愛のゆえに許しがあります

だからこそ、わたしたちもまた
自分の人生がこうあるべきと思った道とは違っていても
面白くないと心腐っていかないように
すべては神のご計画のうちに進められている事を思い
そこに限りない愛があることを認識し
必ず幸いへと導いて下さることを信じ
ゆだねていくことができますように

信仰とは、神にすべてをゆだねていくこと
そして、信仰は人生の勝利を生みます
聖霊(内住のキリスト)が、神の知恵をもって導いて下さるのですから
「心の目」をあきらかにし
日々の生活に希望を見いだして進んで行きましょう



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