今週のみことば


3月1日


「そこで、まず、第一に勧める
すべての人のために、王たちと上に立っているすべての人々のために
願いと、祈りと、とりなしと、感謝とをささげなさい
それはわたしたちが、安らかで静かな一生を
真に信心深く謹厳に過ごすためである
これは、わたしたちの救い主である神のみまえに良いことであり
また、みこころにかなうことである
神は、すべての人が救われて、真理を悟るに至ることを望んでおられる
神は唯一であり
神と人との間の仲保者もただひとりであって
それは人なるキリスト・イエスである
彼は、すべての人のあがないとしてご自身をささげられたが
それは、定められた時になされたあかしにほかならない
そのために、わたしは立てられて宣教者、使徒となり
(わたしは真実を言っている。偽ってはいない)
また異邦人に信仰と真理とを教える教師となったのである」
(テモテへの第一の手紙2章1-7節)

わたしたちが神に喜ばれる生き方とは
”常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送ること”だと
パウロはここで語っていますが
「信心」とか「品位」というものを
人の意志だけで保っていくのは、かなり難しいことだと思われます

なぜなら
人間の心は弱く、時に浅ましく
いつも清くはいられないからです
ではどうすれば不安定な心をコントロールできるのでしょうか

そのために必要なことは
まず救われて、真理=神を知ることです
つまり、神とは天地創造の唯一の神であり
その神が肉体をもって生れてきたイエス・キリストが
神と人との仲介者となり
洗礼と聖霊のバプテスマによって人を救って下さるという事実を
はっきり認識し、受け入れることが大切です

「どうか父が、その栄光の富にしたがい
御霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強くして下さるように
また、信仰によって、キリストがあなたがたの心のうちに住み
あなたがたが愛に根ざし、愛を基として生活することにより
すべての聖徒と共に
その広さ、長さ、高さ、深さを理解することができ
また人知をはるかに越えたキリストの愛を知って
神に満ちているもののすべてをもって
あなたがたが満たされるように、と祈る」
(エペソ人への手紙3章16-19節)


わたしたちは今この目をもって神の姿を見ることはできませんが
代わりに聖霊(=キリストご自身)が内に宿って下さる事により
内側にもっている良心が強くされ
キリストの愛を見本として、その愛に根ざした生き方を学び
キリストの愛の広さ長さ高さ深さをよく知り
わたしたちにもその愛が満たされるように求めていきます

これは何か修行するというのではなく
神であるキリストご自身がわたしたちの内側に住んで下さる事で
愛を理解することも、それを行動することも可能になるのです

まずはこのことを信じて救いを受けることから始まるわけですが
イエスを信頼しない限り、信仰心は育ちませんし
どんな時もイエスと共に生きていく信仰心が育たなければ
世の中の人と同じ不安感からも逃れられず
状況によっては自分の中にある良心を保つことも難しくなるでしょう

聖書の教える信仰は
唯一の神であるイエスを信頼し、崇めて
各々に与えられる日々の生活に喜びを見いだして
置かれたところで感謝して生きることにあります

「ただ彼らは『かつて自分たちを迫害した者が
以前には撲滅しようとしていたその信仰を、今は宣べ伝えている』と聞き
わたしのことで、神をほめたたえた」
(ガラテヤ人への手紙1章23-24節)


かつてクリスチャンを迫害していたパウロが
今やキリストの信仰を伝える人になるという驚くべき変化を見て
人々は神を信じるようになりました

どんな人でも神は変えることができる
人はどんな状況からも、神にあれば変わっていけるのです
そして、人々はクリスチャンの行動を見て
順境の時も逆境の時も
変わらず神に希望をおいて
謙虚に、失望することなく生きている姿から
この神が本物であることを知るようになります
その証人となるためにクリスチャンは生かされているのですから
どんな時にも神を思い出して立ちあがって行きましょう

「このようにして、一方では
前の戒めが弱くかつ無益であったため無効になると共に
(律法は、何事をも全うし得なかったからである)
他方では、さらにすぐれた望みが現れてきて
わたしたちを神に近づけさせるのである」
(ヘブル人への手紙7章18-19節)


律法を守る事で人が救われるのは無理だとわかる一方で
今度はもっと優れた望み、つまり神の救いが現れてきて
人は神に近づき、神と共に歩むことができるようにされました

健康であれ病気であれ
神より与えられた環境で、神と共に生きておれば
わたしたちはみな人生の勝利者です

周囲に荒びる人がいても腹を立てず
バカにする人がいても相手にせず
平穏で落ち着いた生活をすることこそ
神に喜ばれる道
それは、聖霊を内にもち、信仰をもって良心を保っていくことで可能になります

「このように、あなたがたは主キリスト・イエスを受けいれたのだから
彼にあって歩きなさい
また、彼に根ざし、彼にあって建てられ、そして教えられたように
信仰が確立されて、あふれるばかり感謝しなさい」
(コロサイ人への手紙2章6-7節)


世の中は多くの惑わしと不安に満ちていますが
どうぞいかなる時も神を忘れず
神にある希望をもって
幸いな日々を送っていきましょう



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