今週のみことば
9月27日
「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから
自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい
身を慎み、目をさましていなさい
あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように
食いつくすべきものを求めて歩き回っている
この悪魔に向かい、信仰にかたく立って、抵抗しなさい
あなたがたのよく知っているとおり、全世界にいるあなたがたの兄弟たちも
同じような苦しみの数々に会っているのである
あなたがたをキリストにある永遠の栄光に招き入れて下さったあふるる恵みの神は
しばらくの苦しみの後、あなたがたをいやし、強め、力づけ
不動のものとして下さるであろう
どうか、力が世々限りなく、神にあるように、アーメン」
(ペテロの第一の手紙5章7-11節)
ここにいう「いっさい神にゆだねる」というのは
好き勝手なことをしておいて困ったら神に頼るというものではありません
人生は自分の考えとは違う方向へと導かれることも多く
その時、どこに導かれようとも、神を信じ続けることがまずは重要です
華やかなものを求めていても
それが自分の道でなければ道は開かれず
焦りや怒りで心が乱れると、サタンにすきを与えることとなるでしょう
信仰をする人の中には
”わたしは勝手に生きるけど、色んなことが心配だから
とりあえず先生に祈っておいてもらおう”
という、考え方をする人も少なくありませんが
自らが神に喜ばれる道を選ぼうとする気持ちをもっていなければ
「食いつくすべきものを求めて歩き回っている」サタンに
その心を捕らわれてしまいます
傍で見ていると、とてもあぶない道を選んでいるというのに
本人は全く気付いていないというケースは数多くあり
人間は自分の事もわからないので
神の守りと導きから離れると
簡単にサタンの虜になってしまうのです
サタンに対して人間は自分の力で勝つことはできません
こうしてサタンに取り込まれてしまえば
物事は正常に進まなくなり
いよいよ平安を失っていくことになるのです
「そういうわけだから、神に従いなさい
そして、悪魔に立ち向かいなさい
そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう
神に近づきなさい
そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さるであろう
罪人どもよ、手をきよめよ
二心の者よ、心を清くせよ」
(ヤコブの手紙4章7-8節)
人間には目に見えることしかわからないため
「霊の世界」で何が起こっているのがわからず
神に従わなくてはどんどん間違った方向へと進むこととなります
「二心の者」とは
神と偶像の間で揺れている(両方に仕えようとする)人のことで
偶像とは、自分の心の中の思いに従うことも含まれていますから
ここをいさぎよく神の側に立つように
そのためには神に対する深い信頼が必要になるのです
「わたしは忠実な兄弟として信頼しているシルワノの手によって
この短い手紙をあなたがたにおくり、勧めをし
また、これが神のまことの恵みであることをあかしした
この恵みのうちに、かたく立っていなさい」
(ペテロの第一の手紙5章12節)
「神のまことの恵み」とは、「イエスの福音」を表しています
この真理の言葉は、聞いて、愛をもって行う時に
それが初めて自分のものとなるでしょう
わたしたちを救って下さる神は
あらゆる恵みの源となるかたですから
自分の心を第一とせず
開かれた道をよしとして、へりくだって歩むことが大切です
つまりは
自分が何者であるのかを認識し、受け入れる
しかし
人間にはプライドがあるので、ここがなかなか難しいわけです
結局、”神の言葉に従う”というのは
自分が良い格好をして人にほめられようとしたり
人から崇められるような立場になろうとしないで
神から与えられた使命に忠実に歩むこと
ここをしっかり保っていれば
サタンに対するすきがないので
霊の戦いに勝利することができます
「たとい、わたしは肉体においては離れていても
霊においてはあなたがたと一緒にいて
あなたがたの秩序正しい様子と
キリストに対するあなたがたの強固な信仰とを見て、喜んでいる」
(コロサイ人への手紙2章5節)
神の前に求められているのは
ただ己を低くして
キリストに対する絶対的な信頼を持って行くこと
これがあれば間違った道に歩むことはありません
自分の立てた計画はその通りになるものではなく
思い通りにやってみた結果は潔く受け入れて
自分がいかなる者であるかを知りましょう
サタンは常に心にすきのある人を探し
人を絶望するように導いてきます
目を覚まし、救いを受け
神に立って生きていくことを心に決めて
その堅い信仰によってサタンに対抗して行きましょう
<目次