今週のみことば
1月10日
「愛する者たちよ。すべての霊を信じることはしないで
それらの霊が神から出たものであるかどうか、ためしなさい
多くのにせ預言者が世に出てきているからである
あなたがたは、こうして神の霊を知るのである
すなわち、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は
すべて神から出ているものであり
イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているものではない
これは、反キリストの霊である
あなたがたは、それが来るとかねて聞いていたが、今やすでに世に来ている
子たちよ。あなたがたは神から出た者であって、彼らにうち勝ったのである
あなたがたのうちにいますのは、世にある者よりも大いなる者なのである
彼らは世から出た者である
だから、彼らは世のことを語り、世も彼らの言うことを聞くのである
しかし、わたしたちは神から出た者である
神を知っている者は、わたしたちの言うことを聞き
神から出ない者は、わたしたちの言うことを聞かない
これによって、わたしたちは
真理の霊と迷いの霊との区別を知るのである」
(ヨハネの第一の手紙4章1-6節)
世の中には、”人を惑わす霊”の存在があり
キリストによって救われたクリスチャンも
同様にその心が揺さぶられていきますが
何が正しくて、自分はどうするべきなのかは
”神から出た霊”すなわち聖霊の導きによって明らかになります
その時、神の霊と迷いの霊をどう見分けるかについては
ここに
「イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊はすべて神から出ている」
と、記されていいるように
天地を創造した唯一の神=イエスであることを
認めるかどうかがポイントになるわけです
これについては、ヨハネによる福音書1章に
はっきりと記されています
「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」(1節)
「そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った
それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた」(14節)
言(ことば)=神が肉体を持って(イエス)、わたしたちのうちに宿った(聖霊)
すなわち、神=父のひとり子としてのイエス=聖霊
このことがわかれば
わたしたちのうちに宿る聖霊は神ご自身なのですから
それは「世にある者よりも大いなる者」であることがわかります
そうすれば
もはや世の中を支配するサタンも恐れることはなく
世の中の思想にほんろうされることもなく
イエスと共に、その愛に習って歩み
堂々と生きていくことができるのです
「あなたがたのうちには、キリストからいただいた油がとどまっているので
だれにも教えてもらう必要はない
この油が、すべてのことをあなたがたに教える
それはまことであって、偽りではないから
その油が教えたように、あなたがたは彼のうちにとどまっていなさい」
(ヨハネの第一の手紙2章27節)
キリストからいただいた油とは聖霊のこと
聖霊は神の霊なのですから
そこから教えられることはすべて正しく、偽りはありません
だから
世の中にどんな教えの風が吹いても
偉そうなことを言う人が現れても
それを語らせている霊がどこからきているのかを確認し
聖書の教えの中にとどまっておくことが大切です
人間は弱い生き物で
自分が人から優れた存在として見られたいとの欲望があり
欲に駆られて、平気で人を蹴落とすこともします
そして
各々考え方も異なっていますから
自分の考えこそ正しいのだと、人に押し付け、脅すこともあるでしょう
わたしたちはそういう人を恐れないで
本当に正しい事は神に聞く
そのために聖書があり教会があるのです
また
世の中にあることは、教会の中でも同様に起こり
信者同士の間でも、人を支配するような人も現れてくるかもしれません
救われてもなお、わたしたちは弱い肉体を持っているので
このように迷いの霊(サタン)によって支配されがちだからです
キリストに習う生き方を学ぶはずのクリスチャンであっても
さまざまな欲に惑わされ
人を支配しようとし
あるいは神よりも人を恐れて右往左往し
気がつけば、世の中の人となんら変わらない生き方をしていたのでは
この世にあって天国を味わうことはできません
自分の思いを捨てることも
人を恐れないことも
どれも難しい事ではありますが
そうした先に何が起こるのかは実際に見ないと分からないものです
そして
実際に正しい方向へと歩み出すことは
神に喜ばれることであっても
信仰がなければできないことです
しかし
自分の内に聖霊をもつ人は神を知っており
様々な助けが与えられる実体験によって
神の存在を確信することができるはずです
それによって信仰は成長し
まだ見ていないことであっても
そこに神の働きがあると信じて進んで行くことができるようになるわけですから
常に神の愛のうちに生かされていることを意識して
そこから離れないように注意しましょう
「神を知っている者は、わたしたちの言うことを聞き
神から出ない者は、わたしたちの言うことを聞かない」
こう記したヨハネは
試練の中にあっても
欲に惑わされず、人を恐れず
イエスに直接教えられた、イエスの福音を正しく伝える弟子でした
だから
今わたしたちは彼が書いているこの手紙の内容を信じ
自分がそれと同じ歩みをしているかどうかを確認するのです
もし、自分の心に確認したら
自分に都合の良い答えを求めてしまうかもしれません
本当の神を知れば、信仰に立つことができ
自分の思いはあっても
まず聖霊の導きを大切にして
それぞれ置かれたところで職分をまっとうできるようになります
ですから
まずは自分のすべきことをして
そこにどんな結果があるかは神にゆだねていきましょう
そして
与えられた神の恵みに感謝して
その神にある幸せを周りの人と分かち合い
イエスにある幸いな生き方を伝える人として
成長することができますように
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