今週のみことば


2月14日


「愛する者よ。あなたのたましいがいつも恵まれていると同じく
あなたがすべてのことに恵まれ、またすこやかであるようにと、わたしは祈っている
兄弟たちがきて、あなたが真理に生きていることを
あかししてくれたので、ひじょうに喜んでいる
事実、あなたは真理のうちを歩いているのである
わたしの子どもたちが真理のうちを歩いていることを聞く以上に、大きい喜びはない」
(ヨハネの第三の手紙2-4節)

ヨハネはガイオについて
彼が”神によって恵まれた歩みをする人”であることを兄弟たちから聞き
とても喜んでこの手紙を書いています
イエスの名による救いを受けた後
その人が本当に真理=神と共に歩んでいくのかどうか
そこがとても重要だからです

わたしたちは救いを受けていても
本当の平安は神のうちにあるものですから
聖霊の導きなしに、平安な生き方はできません

実際に、信仰歴の長い人であっても
いくら教会に熱心に集っていようと
見たところ”この人の信仰は素晴らしい”と言われる人が
人間的に良い人であるとは限りません
それは、その人が真理のうちを歩んでおらず
聖霊の導きに従わず
自分本位の私利私欲を追求する生き方をしているからです

その悪い例として
ヨハネはデオテレペスの名を上げ
彼が教会で一番になりたがっており
ヨハネたちを迫害している事を告げました
一方
善を行う人としてデメテリオの名を上げて
その行いによって彼が真理のうちに歩む人であることを証明しています

「愛する者よ。悪にならわないで、善にならいなさい
善を行う者は神から出た者であり
悪を行う者は神を見たことのない者である」
(ヨハネの第三の手紙11節)


クリスチャンであることの基本は
救いを受けて、神の愛に導かれ、守られて歩むことです
自分が偉くなった気がして、あるいは偉くなりたくて
上から目線で人を牛耳ることなど神が喜ばれるはずがありません
教会はあくまでも神が一番の所
そこは人の顔色をうかがう場所ではないのです

神ご自身は人をそのように導かれることはなく
常にひとりひとりの立場を理解し、寄り添い
愛を持って慰め、励まし、知恵と力を与えてくださる方ですから
わたしたちもその愛にならった歩みをする者として成長していきましょう

この世に生きる限り、みな置かれたところで各々の「戦い」があります
だからこそ、この世に生きてはいますが
この世の人々が土台としているものを頼りとせず
本当に神を信頼し、そこから希望をもって歩みださなければ
中途半端に世のもの(お金や人の権力等)を頼っていると
問題が起こるたびに不安で右往左往するようになるでしょう

どんな事があっても神を信頼するのだとの思いが本当の信仰です
自分の知恵に頼ってみても
自分の体でさえ自由にできないのに
どうやって困難や不安に打ち勝っていくのでしょうか
こうして、困難に絶望し
疎外感から自暴自棄になり
感情にふりまわされていくのが人間の姿
そこから神の側に立ち返り
日々の小さな助けの中に神を見出して行く人は幸いです
その時には、神は必ず愛を持って報いてくださるのですから
そこにこそ本当の平安があるのです

「わたしはあなたに命じたではないか
強く、また雄々しくあれ
あなたがどこへ行くにも、あなたの神、主が共におられるゆえ
恐れてはならない。おののいてはならない」
(ヨシュア記1章9節)


誰も神を信じなくても、自分と自分の家族は神に従うと誓ったヨシュアのように
どんなところに置かれても、常に神に希望を置いて進んでいきましょう



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