今週のみことば


7月25日


「主はヨシュアに言われた
『きょうからわたしはすべてのイスラエルの前にあなたを尊い者とするであろう
こうしてわたしがモーセと共にいたように
あなたとともにおることを彼らに知らせるであろう
(ヨシュア記3章7節)

イスラエルの民がヨルダン川を渡るにあたって
指導者はすでにモーセからヨシュアに移ってはいますが
モーセと同様、ヨシュアにも神が共にいて下さるのだと知らせるべく
神は奇跡を起こします

折しもヨルダン川は水量が一番多い時期であり
そこをどうやって渡っていくのか?
人々の不安は尽きません
しかし、神の契約の箱をかついだ祭司たちの足が水にひたると同時に
上から流れてくる水がとどまり
川は渇いた状態になりました
そして、イスラエルの民はその渇いた地を渡って
エリコに入っていくのでした

神の契約の箱をかかえた祭司たちの一歩は
神の助けを信じて踏み出した信仰の一歩です
その一歩からたちまち神は働き
川の水が止まるという奇跡は起きました

わたしたちも試練を前にした時、もうダメかと思うようなことがあっても
そこから神の助けを信じて踏み出すことができたら幸いです
それは、わたしたちも神と共にあれば
モーセやヨシュアに与えられた奇跡の業を体験できるからです

こうして
どんな問題(大きな川)も神と共に渡っていく時
問題は解決し
それによってわたしたちは
第一歩の歩みを大切にする意味を知ることができます

その解決方法は人の思いとは異なり
しばしば形も違っていますが
それでも、それらのことを受け入れながら進む時
最後にはイスラエルの民が全員ヨルダン川を渡れたように
わたしたちも問題を乗り越えることができるのです
しかし
そこでまず一番に人の思いが働けば
一歩を踏み出すことはできないでしょう
まず神の契約の箱が先頭に立って進んだように
わたしたちも神への思いを先頭にして踏み出さなくてはなりません

わざわざヨルダン川の水量が一番多い時期だからこそ
イスラエルの民は不安と恐れを感じ
一歩を踏み出すこともためらわれたでしょうが
どのような状況からも救いだして下さる神の存在は
水量が多いほど(問題が大きいほど)
いよいよありがたい事として心に刻まれることでしょう

先の事は人には何も見えません
だからこそ、人生が幸いな方向へ向くには
神の側に立って考えることが大切です
しかし、人間には思い(欲)があって
信仰をもって踏み出すことに迷いが生じるかもしれません
それでも
神の救いの話を聞いただけで信じたラハブのように
神が導いて下さる方向へと踏み出していくことができますように

信仰には型というものはなく
各々が神に導かれていくものですから
指導者が変わろうとも
信仰歴の浅い信仰者であろうとも
いかに心が神に向いているかどうかが見られています
それについて信仰歴の長い信仰者は
自分とやり方が違う人にとやかく言う必要はありません
各々、神の導きは違っていることを理解し
お互いが神を思う心を共有すれば良いことです

どうぞ各々おかれた場所で自分に与えられた問題に向き合い
その解決を神にゆだねて
神と共に一歩を踏み出していきましょう



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