今週のみことば


8月1日


「このようにされたのは、地のすべての民に、主の手に力あることを知らせ
あなたがたの神、主をつねに恐れさせるためである」
(ヨシュア記4章24節)

イスラエルの民がヨルダン川を渡り終えた後
神の契約の箱をかかえた祭司たちが乾いた地に上がると同時に
ヨルダン川の水は再びあふれるほどになりました

こうして民がヨルダン川から全員上がってきた時
ヨシュアは12の石をその地ギルガルに立てて
この日神がヨルダン川をどのように渡らせてくださったのかを
子孫に知らせるための記念としたのです

ヨルダン川の水をせき止めて民を渡らせて下さったのは
ちょうど出エジプトの際に紅海が分かれたのと同じであったこと
そして、このような奇跡があったのは
その地に住むすべての民に神の力を知らせるためであると

「その時あなたがたは彼らに、むかしヨルダンの水が
主の契約の箱の前で、せきとめられたこと
すなわちその箱がヨルダンを渡った時
ヨルダンの水が、せきとめられたことを告げなければならない
こうして、それらの石は永久にイスラエルの人々の記念となるであろう」
(ヨシュア記4章7節)


この石のように
神の業は人々の心にずっと覚えておくべきもの
それが日々の感謝や喜び、そして恵みへとつながるからです

「この日、主はイスラエルのすべての人の前にヨシュアを尊い者とされたので
彼らはみなモーセを敬ったように、ヨシュアを一生のあいだ敬った」
(ヨシュア記4章14節)


指導者として神に用いられたヨシュアは
ヨルダン川の奇跡を通して、すべてのイスラエルの民に信用を得ました
それは、神が彼を尊い者として下さったからで
彼自身が自ら尊くなったわけではありません
神によってリーダーに選ばれ
神がすべての業をされたのであり
ヨシュアが自分で偉くなって、自分で奇跡を起こしたわけではないのです

あくまでも、神の業は神の力を表わすためであり
人の力や熱心の表れではないということ
神が全能の神であることを知らせるために人を用いるということを
しっかりと認識することが大切です

これがわかっていれば
思うようにいかない人生であっても
神のご計画のうちに導かれていくと必ず幸いになる
との希望が持てるでしょう

明日の事は誰にもわかりませんが
どんな人にも明日はやってきます
滅ぼされるはずのカナン人であったラハブが神を信じたように
自分の人生の希望を神に託すことができれば
どんなに幸いでしょうか

このように
神を知り(救われ)
各々が置かれた教会にあって神に導かれていく時
その人には神がついているとの証が成ってきます
そこには、神によって尊くされたヨシュアのように
人間的な魅力や人からの信頼も与えられるでしょう
それはお金では決して買えないものです

ルカによる福音書10章には
「よきサマリヤ人の話」が出てきます
ある人が旅の途中で強盗に会い重傷を負わされた時
祭司ら尊い役職にある人々は何もせずに通り過ぎましたが
ユダヤ人から差別されていたサマリヤ人だけが旅人を介抱しました
ここでは
尊い立場にある人が尊いのではなく
神の心を持っている人が尊く用いられることが分かります

「心をつくし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして
主なるあなたの神を愛せよ」
「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」
この重要な神のみことばを心に留めて
神の心を心とする信仰者として成長していくことができますように



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