今週のみことば


12月17日


「主なる神よ、あなたは神、あなたの御言葉は真実です
あなたは僕にこのような恵みの御言葉を賜りました
どうか今、僕の家を祝福し、とこしえに御前に永らえさせてください
主なる神よ、あなたが御言葉を賜れば
その祝福によって僕の家はとこしえに祝福されます」
(サムエル記下7章28-29節)

ダビデに戦いのない平穏な日々が訪れました
するとダビデは
自分は立派な王宮に住んでいるのに
神の箱は天幕の中に置かれたままであることが気にかかるようになり
それを預言者ナタンに告げました

ダビデが神殿を建てたいと思う事について
ナタンも良いことだと思いましたが
神の答えは違っていました
神はその夜ナタンに臨み
これからイスラエルの指導者としてダビデが祝されることと
やがてその子どもが王位を継ぎ
王国はゆるぎないものとされること
そして
ダビデの子どもに神殿を建てさせることを告げるのです

「あなたの家、あなたの王国は、あなたの行く手にとこしえに続き
あなたの王座はとこしえに堅くすえられる」(16節)


ナタンから
この神の祝福の約束を聞いたダビデは
大いに感謝し、神の前に出て祈りをささげました
それが最初に記したみことばです

ここには
ダビデがいかに神を信頼しているかが表されていますが
この時に至るまでイスラエルには様々な戦いが起こり
戦いの中で彼らがいかに神を信頼していくかが常に試されていました

神に対する信頼のためには
良いことばかりでなく、悪いと思えることも起こります
それでも
神から来るものは致命的なものとはならず
どんな時もいよいよ神により頼もうとする人の心を
神は見ておられるのです

こうして
神によって厳しい所を通されるときに
人は賢く、強くなるよう教育されていきますが
その時には神の知恵が与えられることによって
本当の意味での賢さや強さが与えられるわけです

ダビデを心から愛し
父であるサウル王を裏切ってまでダビデを助け続けたヨナタンが死んだ時
彼を失ったダビデの嘆きは大きく深いものでしたが
そういう辛さもすべて
ダビデは神によって乗り越えて行ったのでした

その後もダビデは
神によって戦いの方法を教えられたので
どんな国もイスラエルには勝つことができませんでした
スポーツの世界でも
まず対戦相手について研究し
対処方法を身につけてから試合に及ぶのが常であるように
信仰の世界では
「神に聞く」=神への信頼を身につけて
神の知恵を持っていくことが人生の勝利の秘けつです

人間は
「自分は知っている」と思うほど傲慢になり
神の前に低くなるほど
神の知恵を持った賢い生き方ができるようになります

洗礼と聖霊を受けてクリスチャンになったなら
それでもう完成なのではなく
そこから「魂の成長」のための信仰生活が必要であることを心に留めて
日々の生活の中で
神への感謝を忘れず
「神を信じてその言葉に従う」ことを基本に歩んでいきましょう



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