今週のみことば


7月16日


「ヨナタンは自分の武器を持つ従卒に言った
『さあ、あの無割礼の者どもの先陣の方へ渡って行こう
主が我々二人のために計らってくださるにちがいない
主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない』
従卒は答えた
『あなたの思いどおりになさってください
行きましょう
わたしはあなたと一心同体です』」
(サムエル記上14章6-7節)

ペリシテ人の大軍はイスラエル軍を包囲し
その先陣がすぐ近くまで迫っていました
そこでサウル王の息子ヨナタンは
従卒と二人だけで先陣に向かって進んでいきます
常識的には大軍相手に二人で勝てるはずはないのですが
彼はこの戦いを「神の戦い」として考え
”神が勝利を得るのに兵の数は問題ではない”と言いきるのでした

当時の戦いは「兵の数」が勝敗の決め手となります
しかし
士師記7章においてギデオンが
300人の兵力でミディアンの大軍を破ったように
神の戦いはいつも少ない兵力で勝利を得ています
それは、イスラエルが自分たちの力で勝ったと思わせないため
つまり、神に栄光を帰するためでした

「主が勝利を得られるために、兵の数の多少は問題ではない」
このみことばは
わたしたちが困った状況に置かれた時
自分には権力もお金も何もなくても
神がわたしたちを救うのだから問題はないということを表しています
つまり
神を信じ、より頼む者は
財力や権力や学歴や家柄や年齢や性別に関わらず
人生の戦い(困難)に勝利し、平安を得ることができる
それは本当に有難く、心強いことです
反対に
お金がたくさんあっても平安を買うことはできません

歴代誌下には
神を信じ、正しい行いをしたアサ王が
敵の大軍を前にして懸命に祈っている様子が記されています

「アサは彼の神、主を呼び求めて言った
『主よ、あなたは力のある者にも無力な者にも
分け隔てなく助けを与えてくださいます
わたしたちの神、主よ、わたしたちを助けてください
わたしたちはあなたを頼みとし
あなたの御名によってこの大軍に向かってやって来ました
あなたはわたしたちの神、主であって
いかなる人間もあなたに対抗することができません」
(歴代誌下14章10節)


アサ王は
自分の力に頼るのではなく
常に神により頼み、神の名をもって進んで行ったので
そこに神が働き、勝利を得ることができました
彼は決して人に栄光を帰さず
神にのみ栄光を帰していました

この信仰生活にあって
最も大切なのは
神を信頼し、神に栄光を帰することです
これができる人を神は助け、祝福を与えてくださるのです

この神は、どんな人も分け隔てなく助けてくださる愛の神であり
わたしたちクリスチャンは、その神の「従卒」です
ヨナタンの従卒が
『あなたの思いどおりになさってください
行きましょう
わたしはあなたと一心同体です』
と言って
どこへ行くにも彼に従っていったように
神の御旨に従って、各々の人生を歩んで行きましょう



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