今週のみことば
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12月9日

「イスラエルの神、主よ
天にも地にもあなたに並ぶ神はありません
心を尽くして御前を歩む
あなたの僕(しもべ)たちに対して契約を守り
御口をもって約束なさったことを
今日このとおり
御手をもって成し遂げてくださいました
イスラエルの神、主よ
今後もあなたの僕、父ダビデに
約束なさったことを守り続けてください
あなたはこう仰せになりました
『あなたがわたしの前を歩んだように
あなたの子孫もそれを守り
わたしの律法に従って歩むなら
わたしはイスラエルの王座につく者を絶たず
わたしの前から消し去ることはない』」
(歴代誌下6章14-16節)

ソロモンが神殿建築に着手してから7年後
ついに神殿が完成し
ソロモンはイスラエルの全会衆の前で
祈りを捧げました

この時点でソロモンは
父ダビデと同じ信仰の道を歩み
これから王国を治めていくにあたって
”何に重点を置くべきか”を
正しく認識していることがわかります

人間はとかく目先の事に心が奪われ
そこに重点を置くのですが
ソロモンは神に重点を置き
神の御名が置かれた神殿にあって
そこにいつも神の目が注がれますように
と祈りました(20節)

この神殿は神が造らせたもので
人間が礼拝をなし、神を賛美する場所
そこには神の知恵があり
”幸いな人生の拠点”となるところです

そこでソロモンがひたすら祈るのは
”罪の許し”でした
人間には欲があり
一つの欲がふくらんで
やがて大きな罪に
つながってしまうこともあるからです

人は神を信じているつもりでも
欲に負けて
やがて心が移り変わることもよくあります
信仰信仰といいつつ実際の行動が伴わない
それが人間の弱さの現実なのです

そんな弱さを持ちながら
神に救われて
それから自分の内側に神の家を建築していくには
年数も必要でしょう

その間には試練も通らされ
自分の思い描いた人生とは
ずいぶん違った感じがするかもしれません
それでも
冷静に事を見て
神の働きを感じることができる人は幸いです

ここまで神とともに歩んできて
決して自分に都合のいいことばかりではなく
むしろ辛いことの方が多く感じられても
その中で神の助けを体験し
感謝を忘れないでいるならば
”神の証人”として成長することができます
そういう人は
試練の中にあっても平安に生きる術を知っていて
実際にそのように生きることで
周りの人を驚かせるのです

人間がそれぞれ”自分の思い”を持っているのは当然としても
それを持ち続けることで
自らが不幸になるケースはたくさんあります
だからこそ神に重点を置いて
自分の思いから離れ
これからの人生がより良いものになるように
見るべきものを見て
聞くべきところに聞いて
神にあって正しく生きていくことができますように


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