今週のみことば


5月13日
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「神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と
海辺の砂浜のような広い心をお授けになった
ソロモンの知恵は東方のどの人の知恵にも
エジプトのいかなる知恵にもまさった
彼はエズラ人エタン、マホルの子らであるヘマン、カルコル、ダルダをしのぐ
最も知恵のある者であり
その名は周りのすべての国々に知れ渡った
彼の語った格言は三千、歌は千五百に達した
彼が樹木について論じれば
レバノン杉から石垣に生えるヒソプにまで及んだ
彼はまた、獣類、鳥類、爬虫類、魚類についても論じた
あらゆる国の民が
ソロモンの知恵をうわさに聞いた全世界の王侯のもとから送られて来て
その知恵に耳を傾けた」
(列王記上5章9-14節)
*注・・・聖書によっては4章29-34節となっています


3章において、神から
『何事でも願うがよい。あなたに与えよう』と言われたソロモンは
”民を正しく裁く知恵”を求めました
その求めに応じて神はソロモンに知恵を与えられたので
彼は国を正しく統治し
イスラエル王国は近隣諸国を支配して大きくなっていきます

4章には、ソロモンがイスラエル全土に12人の知事を置き
ユダとイスラエルの人々が幸せに暮らせるように
神の知恵に従って行動している様子が記されています
こうしてイスラエル王国はソロモンの時代に繁栄し
あらゆる国の民が
彼の知恵を求めてやって来るまでになったのでした

ソロモンは武力ではなく知恵で人々を治め
その結果ユダとイスラエルの人々は
”海辺の砂のように”と表現されるほど数が多いにも関わらず
『彼らは飲み食いして楽しんでいた』(4章20節)
と、記されています

ソロモンはダビデと同じく神を愛し
その知恵に従って行動したので
神はソロモンを愛して
何の不足もないようにしてくださいました

そして
”神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と
海辺の砂浜のような広い心をお授けになった”

とあるように
ソロモンには知恵ばかりではなく
”広い心”まで与えられたので
民が幸せになるように配慮することもできたのです

もしソロモンの心が狭く歪んでいたら
民に対する態度は全く違っていたでしょう
このように物事を見る味方がゆがんでいると
正しい導きはできません

このソロモンの知恵も洞察力も広い心も
すべては神からのものであり
神の導きがソロモンの行動になってあらわれています
それに従うことによって
イスラエルの人々は幸せな生活をしていました

このような幸せの配慮は
神を愛するクリスチャンにも与えられるものです
教会にはソロモンに与えられたように
”知恵と洞察力と広い心”が必要で
指導者はこれに従ってこそ
あらゆる物事に対応でき
それが問題の解決につながるわけです

そのためにも
指導者は私利私欲で動くのでなく
導きを求めてくる人々の幸せのために
よく考えて(祈って)行動し
また、導かれる側もそこで従っていくという
神を中心にした信頼関係があることが重要です

これこそが正しい教会の姿
そして
そこに起こってくる神の業を見て
すべてのことは神の知恵によるものと感謝し
いよいよ神を信頼する者として
成長していくことができたら幸いです



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