今週のみことば
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8月12日

「アハズヤはサマリヤで
屋上の部屋の欄干方から落ちて病気になり
使者を送り出して
『エクロンの神バアル・ゼブブのところに行き
この病気が治るかどうか尋ねよ』と命じた
一方、主の御使いは
ティシュベ人エリヤにこう告げた
『立て、上って行って
サマリヤの王の使者に会って言え
”あなたたちはエクロンの神バアル・ゼブブに
尋ねようとして出かけているが
イスラエルには神がいないとでも言うのか
それゆえ主はこう言われる
あなたは上った寝台から降りることはない
あなたは必ず死ぬ”』
エリヤは出て行った」
(列王記下1章2-4節)

アハブ王の死後
その息子アハズヤが王になりました
彼は父親と同じ道を歩み
バアルに仕え
イスラエルの神、主の怒りを招いた
と、列王記上の最後には記されています

ある時アハズヤは病気になり
自分の病気が治るのかどうかを
エクロンの神バアル・ゼブブに
尋ねるよう使者を送るのですが
これが神の怒りを招き
死の宣告をされるのでした

エリヤを通じて
神の言葉を聞かされたアハジヤは
それでも悔い改めることはなく
50人の部隊をエリヤのもとに送ります
そこでエリヤは50人隊の長に
『わたしが神の人であれば
天から火が降ってきて
あなたと50人の部下を焼き尽くすだろう』
と告げました
すると本当に天から火が降ってきて
隊長と50人の部下を焼き尽くしたので
アハジヤは再び50人隊を送りました
しかし今回も同じことが起きたため
こりないアハジヤが3度目の50人隊を送ると
今度の隊長は
エリヤに命乞いして助けられるのでした

その後エリヤは
隊長と一緒にアハジヤのところへ行き
『あなたは上った寝台から降りることはない
あなたは必ず死ぬ』

と告げました
そして
神の言葉通りアハジヤは死んで
ヨラムが彼に代わって王となります

父アハブの時代の過ちに
何も学んでこなかったアハジヤは
真実のみを告げる預言者に聞くことをせず
自分に都合のよい答えをしてくれる偶像を
頼りにしていました

列王記上22章においても
真実を告げる預言者ミカヤを
アハブ王は嫌ったと記されています
『彼はわたしに幸運を預言することがなく
災いばかり預言するので
わたしは彼を憎んでいます
イムラの子ミカヤという者です』
(22章8節)


この時アハブは
なぜ自分に災いの預言が下されるのか
その原因が自分にあることをわかっていません
彼には神を崇める心がないので
祈りもしなければ感謝もなく
自分の心に心地良い言葉を告げる
偶像に走りました

今の時代においても
教会は信仰者にとって都合のいいことを告げたり
おだてて気持ちを良くさせる場ではないので
それを面白くないと思う人もあります
しかし
もしそう思うのであれば
それは自身に神を崇める心がなく
クリスチャンを名乗りながらも
実は偶像に心を寄せている状態に
なっているからです

人はしばしば思い上がり
あるいは不安で委縮して
進むべき道を見誤ります
そんな時
何に祈り、何を頼って生きて行くのかを
わたしたちは改めて考える必要があります

自分の思いを過信せず
神への信頼を堅くし
真実を神に問うことを心に留めて
幸いな道を歩んでいくことができますように



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